世界三大レースのひとつ「インディ500」の100回大会をホンダが制す! (1/2ページ)

今季シボレーに敗れ続けたホンダが大一番で奇跡をみせた!

 1911年から2度の大戦を挟み、今回で100戦という節目を迎えたインディアナポリス500マイル・レース。晴天のもと超満員の観衆を集めてスタートが切られた。

 序盤はポールシッターのジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)とライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポート)というホンダ・エンジンユーザーふたりの目まぐるしいリード・チェンジで展開した。

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 最初の脱落者が出たのは200周レースの64周目だった。なんと昨年のウィナー、ファンパブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)がバックストレートで単独スピンを喫し、クラッシュを演じたのだ。それに先立つ54周目に、ピットでのアクシデントでウィル・パワーがペナルティを受けていたチーム・ペンスキーとしては、早くもこの時点でエリオ・カストロネベスとシモン・パジェノーのふたりで戦うという苦しい状況に追い込まれた。

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 一方、ホンダの有力チーム、アンドレッティ・オートスポートも117周目のピットストップで、ライアン・ハンターレイとタウンゼント・ベルが同士討ちするアクシデントに遭い、残された駒はマルコ・アンドレッティとカルロス・ムニョスだけとなった。

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 レースは史上2位となる54回もリーダーが入れ替わる混戦となる。そして勝負の大きな分かれ目を作ったのは終盤163周目の佐藤琢磨のクラッシュだった。

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 一時は6位まで順位を上げ、優勝争いにすら加わる可能性を見せていた琢磨だが、26位でレースを終える。その際のイエロー・コーションで各車はピットへ滑り込み、タイヤ交換と燃料補給を済ませた。


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