【今さら聞けない】スーパーチャージャーって何? (1/2ページ)

自動車で一般的にいわれるのは「機械式スーパーチャージャー」のこと

 エンジンの吸気に圧力をかけ、吸入する空気量を増大させる装置のことです。もともと飛行機が空気の薄い高高度を飛行するために開発されました。軍事技術、航空機技術からの転用ということです。エンジンは吸い込んだ空気の量だけしか、仕事をすることができません。

WEB CARTOP燃料はドンドン入っていきますが、パワーになるのは空気と混じって燃焼することができる量だけなのです。高度が高くなると空気の密度が低くなり、結果として実際の排気量が小さくなってしまうわけです。

 そこでスーパーチャージャーを使って圧力をかけることによって、本来の排気量を取り戻そう、ということなんですね。そしてさらに圧力を高くしていくと、パワーアップするので、それが活用されました。WEB CARTOP飛行機は高度が高くなると空気抵抗が小さくなるので、速度が上昇します。もっというと、高度上昇のタイムは戦闘機の大きな性能指標のひとつで、ドッグファイトに勝つためには素早く上昇したり、急降下したりすることが重要だったのです。

 自動車用のスーパーチャージャーといえば、エンジンの力を使って稼働する機械式スーパーチャージャーのことを指すのが一般的です。しかし排気ガスの力で稼働するターボチャージャーも、スーパーチャージャーの一種です。


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