マツダのリコールから考えるディーゼル車の走らせ方 (2/2ページ)

ディーゼル車は長距離を走る人にメリットがあるクルマ

 当たり前ながらディーゼルのメリットは「車両価格が高いけれど燃費良い」。というもの。チョイ乗りばかり繰り返すような乗り方をしたら、高価なディーゼルを買う意味がない。長い距離を走る人のためのパワーユニットなのである。チョイ乗りしかしないと解っているならディーゼルをすすめない。

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 ということでディーゼルに乗っている人はチョイ乗りを繰り返したら最低30分くらい走ることを心がけて欲しい。また、暖気終わるまでススの成分に湿度が多く、吸気系に付着してしまう(排気ガスの一部をそのまま吸気系に戻すEGRを行っているため、吸気系に貯まりやすい)。

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 排気温度上がると排気ガス中のススが乾いてくるため、付着した「湿度のあるスス」も乾いて落としてくれる。出来ればススを落とすため、景気よく加速することもすすめておく。ようするに楽しんで乗りましょう、ということだ。ディーゼルエンジンは負荷を掛けた方が調子良い。

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 マツダのディーラーによれば「エンジンの調子が悪いということで持ち込まれるディーゼルもあります。そんな時は30分くらい元気よく走っただけで気持ちよく回るようになります」。せっかくパワフルで気持ちよく回るエンジンなのだから、オーナーになったら一週間に一度くらい走りを楽しんだらいいと思う。


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