富士重工業が「SUBARU」へ社名変更! 「価値」にこだわると決意表明 (1/2ページ)

社章のほか社歌も富士重工から「スバル」へ一部変更!

 67年間使われてきた「富士重工業」の名に終止符が打たれた。富士重工業は、本日2017年4月1日より株式会社SUBARU(スバル)に社名変更を行ったのだ。

 これまでモノをつくる会社であったスバルが、笑顔をつくる会社として次なる挑戦を行うという。2017年3月31日に行われた式典会場には東京事業所、群馬製作所、宇都宮製作所の社員も参加した。また4月3日付けの新聞に30段のサイズで「はじまる SUBARU」を掲載する。

 これまで良いモノを作る努力をしてきた富士重工は、モノに加えてSUBARUにしか提供できない「価値」とは何か、について考えてきた。飛行機会社から始まった富士重工業。昨今はどこでも掲げている安全・安心・楽しさに、「価値」をプラスしたSUBARUを目指すという。

 会場には新型インプレッサと最新型ヘリコプター「412HPI発展型機」の40%スケールモデルを展示していた。

 SUBARU代表取締役社長 吉永泰之さんは「物作りの会社として、価値を見出すメーカーとして提供していくブランドを目指すという決意表明です。あらたなステップに進むための一歩として社名変更として表しました。常に挑戦者である。探求者である。モノを徹底的につきつめる。考えて、考えて、考え抜く。人を思う。相手の身になって考える。ことがこの先のSUBARUです」とコメント。

 また、社名変更にあたり社歌の変更が大変だったという裏話も披露。「非常に社歌に対する想いがあるため、現在の社歌を変えてはいけないという声も頂戴しました。ただ『富士重工』と続けるわけにもいかないので、プロジェクトチームが案を出しました。作詞家は当時の社員だったことが判明し、まだご存命ということを知り『ちょっとだけ歌詞を変えても良い?』と交渉しました。それが今回の社歌になりました」と会場に笑いが飛び交う。

 さらに社章をこれまで純銀だった六つら星にブルーを取り入れ、今回から社章はグループ章としてSUBARUに関わる全員に配られるという。


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