【意外と知らない】メーターの燃費表示はどうやって計っているのか? (1/2ページ)

エンジンコンピューターの燃料噴射量のデータをモニタリング

 メーターのなかに燃費計が出るのは、もはや常識となっていますね。ちょっと前まではトリップメーターを切り換えると出てくるというような形でしたが、最近のモデルではマルチインフォメーションディスプレイが標準化され、燃費データだけでなく、アイドリングストップの累積時間なども表示することができるようになっています。

 どれだけエコなのか? 自分の運転や環境がどれほど燃費に貢献しているのかを知るためにも、燃費計は欠かせない存在です。

 燃費というのは、一般的に満タン法で計ります。つまり走行後に満タンにして、その給油量で走行距離を割った数字を計算して出します。

では車載の燃費計はどのように計算しているのでしょうか? エンジンコンピューターの燃料噴射量のデータをモニタリングすることで、燃料消費量を算出することができます。そして走行距離を燃料消費量で割ってやれば燃費を出すことができるのです。それがディスプレイに表示されているわけです。瞬間燃費計というのは、その瞬間の燃料噴射量と車速で計算しています。

 しかし燃費計の数値と、満タン法で計算した燃費が合わないことがありますよね? そこが問題でもあります。


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