【美人自動車評論家】吉田由美の「わたくし愛車買っちゃいました!」その18

春のお台場で「ほっこり春」見つけた!

 毎年、東京・お台場で開催されている「モータースポーツ・ジャパン・フェスティバルinお台場」。このイベントは「一般に広くモータースポーツを知ってほしい」ということからスタートし、もちろんそれが中心。いろいろな自動車メーカーも出展していますが、展示車両はスポーティなモデルが大半を占めます。

 日本メーカーももちろんしっかりブースを構えていますが、ドイツ御三家も出展。メルセデス・ベンツは「AMG GT」「A45」などを展示していました。というわけで、少し会場内をパトロール。

 と言っても、私は会場内にある「みんなの楽ラク安全運転講習」のなかで、「大型車・乗用車・二輪車からの見え方、死角の確認」ゾーンでインストラクター業務があります。トラックによじ登って、死角の説明をしたり、乗用車からはどんな風に周囲が見えるか、死角を減らすためのアドバイスなどの説明をしたり。というわけで、終わりかけに駆け足で見てみました。

 するとメインのコースに「レプリカ&ヒストリックカーコンテスト」の表彰式が終わり、車両が展示されていました。そのなかで私の目に留まったのが「ヒストリックカー部門賞」を受賞した「トヨタ・カローラ レビンAE86」。ご存知「ハチロク」です。オーナーは矢島祥一郎さん。

 こちら1986年型で、オーナー歴はなんと、今年でなんと31年!走行距離は18万キロを超えています。

 エンジン以外は内外装共にオリジナルだとか。確かに年月は感じますが、このクルマ、やたらと人から愛されている感があります。カップホルダーは手作り風(?)の「イニシャルD」カップホルダー。

 驚いたのは昭和の香り漂うお風呂屋さんの木製ロッカーキー。矢島さんのお知り合いのお風呂屋さんが改築工事のときに、こちらをくれたとのこと。矢島さん曰く「みんながいろいろなものをくれる」そうです。愛情を込めてクルマに接していると、まわりの人も自然とそうなるし、そうしたくなるクルマなのかも。「ハチロク」って……。

 私も改めて愛車CLAシューティングブレークに愛情を注ぎたいと思います!


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