夏の洗車が重要な理由とは? (2/2ページ)

涼しい時間を狙って手早く行う

 日差しの強い日中は、例のイオンデポジットができやすくなるうえ、洗車する人間の熱中症対策も必要。できるだけ暑い時間はさけて、朝方もしくは夕方に、直射日光が当たらないところで洗車しよう。少し曇っている日や、できれば日陰が望ましい。

 最初はボディにたっぷりと水をかけ、ホコリを流し、固着した汚れを浮かすとともに、熱を吸収しているボディの温度を下げておく。シャンプーで洗うときは、こまめに水で洗い流すこと。上から下に洗うのが基本なので、ルーフを洗ったら水で流して拭き取り。窓を洗って拭き取り。ボンネット、トランク、サイドはフェンダー、ドアごとに。

 できれば、イオンデポジットやその他の汚れが付着しにくくなるように、短時間で処理できるスプレータイプのコーティング剤を利用して仕上げるといい。ガラス面には、夕立や豪雨、さらにはイオンデポジットに備えて、撥水剤のコーティングを忘れずに。梅雨の時期と並んで、撥水コートのありがたみがわかるはず。

 暑さを避け、手早さを優先するという意味では、ガソリンスタンドのノンブラシ洗車機を利用するのもひとつの手。洗車機によっては、イオンデポジットのもととなるミネラル分を除いた「純水洗車」のメニューもあるので、これを試してみるのもいいだろう。いずれにせよ、急な天候の変化に備え、撥水洗車で弾けるガラス、弾けるボディを保ち、突然の雷雨でもクリアな視界クリアをキープして、安全運転で夏のドライブを楽しもう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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