スバル・レガシィが大幅改良! アイサイトが進化したほか走りにも手が加わった (1/2ページ)

装備以外にサスペンションのチューニングなども実施

スバルのフラッグシップモデル「レガシィ」が、現行6代目では初のマイナーチェンジで大幅進化。10月5日に発売されることが決定した。

今回の大幅改良では、「アイサイト(Ver.3)」に後退時自動ブレーキシステムを追加し、全車速域追従機能付クルーズコントロールの車速域を0km/h~約120km/hに拡大。さらに「アイサイトセイフティプラス」として、フロント&サイドビューモニターや、ハイビーム照射時に対向車・先行車への眩惑を防ぐアダプティブドライビングビームを採用した。

そのほかステアリング連動ヘッドライトも搭載して、安全性を大幅に向上させている。 また、サスペンションのチューニング変更や電動パワーステアリングの改良により、フラットな乗り心地と安定感のあるリニアなハンドリングを実現。

エンジンは部品の軽量化やフリクション低減、制御の見直しを行い、CVT「リニアトロニック」はチェーンおよび変速制御の改良などにより、燃費と静粛性を改善した。 エクステリアは、クロスオーバーワゴン「アウトバック」とスポーツセダン「B4」それぞれの個性をさらに際立たせるデザインに一新。

「アウトバック」は力強さや存在感を強調し、「B4」はよりスポーティなスタイルとしている。また、ボディカラーは「ワイルドネスグリーン・メタリック」(アウトバックのみ)と「クリムゾンレッド・パール」を新色として設定した。

インテリアは、センターパネルのデザインを一新し、インパネにダブルステッチを施したほか、小径化した新デザインのステアリングホイールを採用して質感をアップ。また、後席USB電源やオートドアロック機能の追加などにより、使い勝手を高めている。

価格は「レガシィアウトバック」が329万4000~356万4000円、「レガシィB4」が302万4000~324万円。具体的な改良内容の詳細は下記の通り。

【レガシィの主な改良内容】

■安全性能/アイサイト

◆後退時自動ブレーキシステム

◆全車速追従機能付クルーズコントロール車速域拡大(0km/h~約120km/h) ・アイサイトセイフティプラス

◆フロント&サイドビューモニター

◆アダプティブドライビングビーム ・ステアリング連動ヘッドランプ ・リヤビューカメラにステアリング連動ガイド線機能を追加

■走行性能 ・フロント&リヤサスペンション改良 ・電動パワーステアリング改良 ・ブレーキブースター特性変更 ・エンジンの部品軽量化、フリクション低減 ・エンジン制御の最適化 ・リニアトロニックチェーンのショートピッチ化 ・リニアトロニックの再キックダウン制御採用 ・リニアトロニックのマニュアルモード時7段変速を採用

■エクステリア ・新デザインLEDハイ&ロービームランプ ・新デザインフロントグリル ・新デザインフロントバンパー ・LEDフロントフォグランプ*2、新デザインフロントフォグカバー*2 ・新デザイン17インチアルミホイール*3 ・新デザイン18インチアルミホイール*4 ・新デザインリヤバンパー*2 ・新ボディカラー「ワイルドネスグリーン・メタリック」*5「クリムゾンレッド・パール」追加 ・新デザインLEDサイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー(ターンインジケーター付)

■インテリア ・新デザインセンターパネル ・新デザイン本革巻ステアリングホイール(ステアリングヒーター付) ・オーディオリモートコントロールスイッチ*6 ・オートドアロック・アンロック機能 ・各種操作系表示の視認性向上 ・USB電源(リヤ2) ・新型8インチビルトインナビ*7 *2:B4のみ *3:アウトバックのうち、グレード「OUTBACK」のみ *4:グレード「OUTBACK Limited」「B4 Limited」にそれぞれ新デザインで採用 *5:アウトバックのみ *6:従来はディーラー装着オプション *7:ディーラー装着オプション


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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