見落としがちな車内の汚れ! 健康のためにも掃除が必須なポイント4つ

雑菌の繁殖もあるので小まめに掃除すべき

 外観をきれいに保つというのはもちろん重要だけど、基本的には健康に害などがあるわけではなし。一方、車内というのは見た目はもちろん、下手をすれば健康を害することだってあるのだ。

 今までさまざまな取材をしてきたなかでの傾向として、自分のクルマに限っては車内はきれいだと思っているということがある。なにかトラブルが起きない限りは一気に汚れず、徐々に汚くなっていくので、なんとなくきれないままだと思っている人が予想以上に多い。もちろんそんなことはなくて汚いし、変なニオイが漂ってくることもある。車内の汚れ

 ひと口に内装といっても、素材もばらばら、形のいろいろなので本格的にきれいにするのは大変なのだが、なかでも注意すべき汚れについてポイントを絞って紹介しよう。

1)シートの下

 カーペットからのホコリなどが溜まるだけでなく、大きな問題となるのが、お菓子のクズや髪の毛など。つまり座っている人から出るもの。これらは腐敗することもあり、雑菌発生の原因にもなる。また腐敗しなくても、ダニの好物だったりする。掃除機で集中的に除去してやる。

2)エアコンの吹き出し口

 吹き出てくる風に汚れが混じっていることもあり、次第に汚れてくる。また吹き出し口は樹脂なので静電気で汚れを呼び寄せることもある。そうなると汚れがエアコンの風に乗って車内に飛散。もちろん人体にも入ってくる。ある研究によると、風自体にも雑菌が入っているという結果もある。割りばしなどに布を巻いて、できるだけ奥まで入れてきれいに拭いてやろう。

3)ステアリングなどの脂汚れ

 ステアリングやシフトなどが手の脂などでテカテカしていないだろうか。これ、見た目が悪いだけでなく、これもまたダニや雑菌の好物だったりする。定期的にクリーニングしつつ、除菌シートなどで拭いてやるといい。

4)シート

 よく考えたら、夏場などは汗が出ているまま座ったりするのに、基本的には洗わないのがシートだ。大げさでなくて、ドンドンとしみ込んでいく。想像しただけでも気持ち悪いが、内部まで入り込んだ汗は完全に除去するのは難しいので、マメに水拭きなどでクリーニング。コツは衣類の染み抜きのように、トントンと叩くと、中から汗などの汚れが出てくる。最近ではシート専用のコーティング剤もあるので、試してみるのもいいだろう。

 とざっと見ただけでも、これだけのポイントが出てきた。家ならマメに掃除するのに、クルマはなにもしない。よくよく考えたら変なことだけに、クルマも定期的にクリーニングしてやろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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