男子とは目線が違う! 女子が必要としているクルマの装備7選 (1/2ページ)

彼女や奥さんがクルマにあると嬉しい装備はコレ!

 バレンタインで急接近した彼女や、卒業・異動などで離れ離れになるとわかった途端に存在の大きさを痛感した彼女と、思い切ってドライブデートでも! な〜んて考えている男性のみなさま。それはとってもステキなプランだと思いますが、その前に。大丈夫ですか? アナタの愛車。ドライブは密室で2人きりになれる絶好のチャンスですが、それだけにまだ相手のことをよく知らない同士にとっては、ほんの小さなコトが彼女をゲンメツさせてしまう原因になりやすいのです。

 女性にとって、彼の愛車というのは心の中を覗き見るのと同じようなもの。ゴミや荷物が散乱していたら、「きっと彼の部屋もこんな風に汚いのね」と、即座に“だらしがない人”のレッテルを貼ってしまいます。逆に、普段は冴えない男性だとしても、車内がきれいで2人きりの時間が心地いいと思えたら、「なんかイイ感じ」と好感度もアップするもの。表面上は何にも気にしていないように見えても、女性の目はけっこう厳しいんですよ〜。

 そこで今回は、車内にあったら女性が喜ぶ、男前度もアップしちゃう装備をご紹介。純正装備がメインだけど、カー用品店で揃うモノもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

 まず最初は、20代・30代の女性に「クルマに乗る時にいちばんイヤなのは何ですか?」というアンケートを取ると、必ずトップ3に入るもの……。それが、車内の「ニオイ」です。ここで男性が勘違いしているポイントとして、いい香りの芳香剤を置けばOKだと思ったら大間違い。女性がイヤなのは、汗や脂、ホコリやダバコといったいわゆる「男臭」がシートファブリックに染み付いたり、エアフィルターが汚れていたり、いろんなものが混ざり合った悪臭。それを消臭もせずに芳香剤を置いたりしたら、さらにニオイが混ざって気持ち悪いったらないのです。

 だから、何はともあれまず消臭! でもエアコン吹き出し口に取り付けるタイプのものや、ミラーにぶら下げるタイプはいかにも「このクルマ、臭いです」と言われているみたいで引いちゃいます。女性が「おっ!」と感心するのは、「ナノイー」機能付きの脱臭・消臭器。エアコンに標準装備されている車種も多くなりましたね。もちろん車載用単品でも売っているので、後付けもOKです。

女子ウケするクルマの装備

 ナノイーは美容家電でも絶大な人気を誇っているから、女性にはネームバリューもバッチリ。消臭だけじゃなくて、女性は内心「お肌にも良さそう」と喜んでくれるはずです。私も長年愛用していますが、その場しのぎの消臭剤より、これがいちばん消臭効果が高いと実感しています。で、しっかり消臭した上でなら、好みの香りをつけるのもいいですが、ここでまた要注意なのが女性の香りの好き嫌いは千差万別だということ。アロマはいいけど香水は苦手とか、香りによってはトイレを連想させてしまったりとか、なかなか難しいのです。

 最近はメルセデス・ベンツやシトロエンなどに、エアコンからいい香りを漂わせるパフューム機能がついていますが、仕事で一緒になった若い女性に聞いたところ、「いい香り」という人と「ちょっと苦手」という人が半々でした。アロマや芳香剤を置く場合には、控えめにした方が無難ですね。

 さてお次は、寒い時期に嬉しい装備といえば、やっぱりシートヒーター。最近は軽自動車でも標準装備のモデルが増えてきて、上級車では前席だけでなく後席にも付けられるようになりました。「女の一生は冷えとの戦い」という格言(?)もあるくらい、健康のためにも美容のためにも、女性は身体を冷やしてはならないイキモノ。だからシートヒーターがついているだけで、いつしか心までポカポカ、リラックス。ドライブ中のムードもホットになっちゃうかも〜。

 でも人間の慣れとはコワイもので、毎日シートヒーターを使っていると欲が出てきちゃって、最近は「どうせなら床暖房もつけてくれないかなぁ」なんて思っています。メーカーの開発者に聞くと、技術的にはそんなに難しいものではないらしいので、そのうち本当に床暖付きミニバンとか登場するかもしれないですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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