歴代で一番スポーティ! 15代目となった新型トヨタクラウンの内外装を徹底チェック (1/4ページ)

クーペフォルムを引き立てる専用デザインを採用したエクステリア

 日本の高級セダンから世界で戦えるスポーティセダンへ。新型クラウンは、欧州高級セダンに対抗できる走行性能を実現すべく、トヨタのFR車として初めてTNGAを採用。重量配分の最適化を行なうなどにより、操縦安定性や運動性能といった、クルマ本来の基本性能を高めた。

 スタイリング面ではロングノーズ&ローフォルム、そして6ライトウインドウが特徴で、フロントマスク、テールビューともに薄型のランプにより、ワイド感を強調。RS系とG/S/Bでフロントグリルまわりのデザインやガーニッシュ類のカラーリングを変え、キャラクターごとの違いを明確化している。

 全長は従来型クラウンのアスリート/ロイヤル系より約15mm大きくなったが、マジェスタより60mm小さい。全幅は日本の道路環境に合わせて、ライバルとなる欧州高級セダンよりやや小さめとなる1800mmに収めている。全高は従来型とほぼ同じだが、フロントフードを13mmダウンしローフォルム化。運転視界特性も向上させている。

 RS系ではハニカムパターンのフロントグリルと、ロア部をブラック仕様としたウイング形状のバンパーロアグリルを装備。

 G系およびS系とBグレードでは、バンパーロアグリルはボディ同色となり、フロントグリルも専用デザインを採用する。

 RS-Bを除くRS系とG系グレードでは、ヘッドライトは3連LEDタイプとなる。スモールランプ、ウインカーも含めフルLED仕様でオートハイビーム機能付き。また、RS-Bを除くRS系ではウインカーが内側から外側へ流れるように点灯するシーケンシャルターンランプを採用する。

 RS-BとBおよびS系グレードでは、ヘッドライトはアダプティブタイプ(照射範囲自動調整式)のBi-Beamとなる。

 トランクエンドのリヤスポイラーは、RS系グレードの全車に標準装備。スポーティイメージを高めるアイテムだ。

 RS系ではリヤバンパーも専用デザインとなり、エキゾーストパイプが4本出しに。そのほかのグレードは2本出しだ。

 ホイールは5タイプを設定。Bは16インチ、2L/2.5LのG/S/S Cパッケージと2.5L G Four/S Fourでは17インチ、5本スポークの18インチはRS専用となる。3.5LのGエグゼクティブ/S、2.5LのGエグゼクティブ Fourは18インチ。Sのみメタリックカラーとなる。


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