お値段以上! 200万円以下でコスパ最高のファミリー向け新車6選 (1/2ページ)

全車家族の安全を守る衝突被害軽減ブレーキが標準装備

 経団連が発表した2018年冬のボーナスは、平均が95万6744円で昨年より3.49%アップしたそうですね〜。オリンピックイヤーに近づき、ちょっとは景気のいい話も増えてきている気がしますけど、皆さんのお財布事情はどうでしょう? 私としては、来年には消費税10%への移行が避けられないらしいし、相変わらず銀行にお金を預けてもぜんぜん利子はつかないし、やっぱりまだまだ引き締めていかなきゃなぁ、なんて思ってしまうのですが。子育てにはクルマがあった方がダンゼン便利ですが、買うとしてもコスパ重視、という人も多いのではないでしょうか?

 でもクルマの価格は、10年前と比べて明らかに高騰しています。昔は100万円あればけっこう選べた印象だったんですけど、今じゃ150万円でもあんまり選択肢がないんですよね。家族で乗って満足できるクルマとなると、なおさら厳しいわけです。

 そこで今回は、車両本体価格で200万円以下から買えて、家族のファーストカーとして満足度の高いクルマをご紹介したいと思います。すべてにおいて、マストな条件としたのは「衝突被害軽減ブレーキ」が標準装備であること。いくらコスパ重視とはいえ、家族で乗るなら安全装備をケチりたくないですからね。

1)スズキ・ソリオ/三菱デリカD:2

 ということでまずは、小さなお子様がいる家族に嬉しい、スライドドアのつくクルマのなかから、スズキ・ソリオ/三菱デリカD:2。軽自動車のスーパーハイトワゴンより大きく、5ナンバー規格いっぱいよりもひとまわり小さいという独自のボディサイズで、1745mmの高いルーフを生かした広大な室内空間が魅力です。

 スズキならではの使いやすいシートアレンジ、豊富な収納スペースはもちろん、1.2リッターエンジン+モーターのマイルドハイブリッドによるスムースで低燃費な走りも嬉しいところです。

2)トヨタ・ルーミー&タンク/ダイハツ・トール/スバル・ジャスティ

 続いて同じくスライドドアが欲しい家族には、トヨタ・ルーミー&タンク/ダイハツ・トール/スバル・ジャスティ。ボディサイズはソリオに近いのですが、ルーフはやや低く全幅が少し大きめなので、スライドドアでも生活感がちょっと和らぎ、4ブランドの異なるデザインから好みで選べるので、ご近所さんとのカブりが心配な家族にも安心です。

 カスタムのターボエンジンでも200万円以下で、LEDヘッドライト+フォグランプ、アルミホイールといった贅沢装備も付いちゃいます。

3)トヨタ・ポルテ&スペイド

 そしてスライドドアは片側のみの3ドアとなりますが、トヨタ・ポルテ&スペイドもなかなかの実力。スライドドアの開口部が横幅1020mmとガバッと開くので、自転車やベビーカーなど大きく重い荷物の出し入れがスムースなんです。もちろん、子どもの乗り降りもしやすく、アンブレラホルダーや紙パック飲料も入るカップホルダーなど、子育て中に助かる工夫があります。

 パワートレインは1.5リッターのノンターボ(NA)のみなので、パワフルな走りを求める人にはオススメしませんが、私の友人家族は、スペイドに4〜6人用のテント、テーブル、イス、コンロ、炭、食材などキャンプ道具を積み込んで、アウトドアレジャーを楽しんでいますよ。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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