日本特有のサービス! じつは操作が難しいタクシー「自動ドア」の秘密 (2/2ページ)

自動ドアといってもドライバー席から手動で操作する機械式も!

 いまのJPNタクシーや日産のNVタクシーは電動スライドドアを採用するが、それまでのクラウン・コンフォート及びコンフォートやY31セドリック系の法人タクシーのタクシー車両のものは自動ドアというものの、運転席の座面左右いずれかにあるレバーと助手席後ろのドアまでは、金属上の部品でつながっており、乗務員の操作でドアが開閉できる仕組みとなっている。セダン型の個人タクシーやコンフォート時代のクラウンセダンタクシーなど“黒タク”と呼ばれた上級車両はバキューム式を採用するが、乗務員が操作することには変わりがない。

 このドア開閉操作は思っているより操作が難しい。そのためこれからタクシー乗務員になろうとする“養成乗務員”段階では、かなりみっちりと開閉練習が行われるものと聞いている。「風が強い日などはレバーを強く握っていないとドア煽られますのでとくに気を使います」とはタクシー業界事情通。

 よく確認しないでドアを開けたら、そこへ自転車やバイクが突っ込んでくるといった開閉時の事故は、タクシーの事故原因で多発するケースとして日ごろから注意喚起されている事案である。また和服の女性を乗せた時など、よく確認せずにドアを閉めたので裾がドアに挟まるなどといったトラブルも注意事案とされている。

 自動ドアの取り付けにはもちろん費用がかかるので、タクシー車両規定の緩和後はもともと電動スライドドアを標準装備するミニバンがタクシー車両として走っているのが目立ってきている。

 JPNタクシーは電動スライドドアを採用するが、一般のミニバンのようにスイッチを触ると、あとは自動開閉するものではなく乗務員がスイッチを触っている時だけ開閉するセミオート式となっている。

 ヒンジドアを採用し、乗務員のレバー操作で開閉していたセダン系タクシーに比べると開閉に時間がかかることもあるのか、筆者は街なかで様子を見ていると、とくに乗客を乗せて発車するときには、ドアが完全に締まらないまま見切り発車していたり、これは筆者もJPNタクシーに乗った時よくやるのだが、降りる時も完全に開いていない、作動中の段階で乗客が降りようとして可動しているドアレールに足をのせてしまうことなど、新たなドア開閉時のトラブル因子になるような事案が目立っているとも、前出の事情通は語ってくれた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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