オイルやタイヤだけじゃダメ! 意外と知られていないクルマの消耗品と交換時期(前編) (2/2ページ)

小まめな点検で寿命を延ばすことが可能!

3)バッテリー

 エンジンの始動に欠かせないバッテリーの寿命は、2〜5年と幅がある。バッテリー自体はどんどん高性能化が進んでいるが、電装系パーツが増えてきていることもあり、バッテリーの負担は大きくなる一方。使い方自体でけっこう寿命は変わるので、1年に一度、できれば半年に一度ぐらいは、カー用品店やガソリンスタンドのバッテリーテスターで点検してもらうと安心(通常は無料サービス)。最近のバッテリーはわりと前触れなくダウンするので、日頃の点検が重要だ。

4)クーラント(冷却水)

 ラジエターの冷却水も定期的に交換するのが大事。冷却水のことを「不凍液」と呼んだりすることがあるが、クーラントは単に凍結を防止するだけでなく、防錆剤としての役割がもっと重要。交換を怠ると防錆剤の効果が薄れ、エンジンブロックが酸化してくるので甘く見ないこと。

 通常は車検ごとの交換が目安だが、最近は交換サイクルが長い「スーパーLCC」もあるので、これなら4〜5年に一度の交換でOK。ラジエターキャップも5年に1度ぐらいは交換した方が安心だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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