最悪エンジンブローで大損害も! 意外と知られていないクルマの消耗品と交換時期(後編) (2/2ページ)

知らぬ間に本来の性能を発揮できなくなっている可能性も

4)タイミングベルト

 タイミングベルトは10万km毎の交換。ベルトが切れると、最悪、ピストンとバルブが干渉し、エンジンがブローすることも……。

 ただし、10万kmを越えてもすぐにベルトが切れるようなことはあまりない。それよりもベルトのテンショナーのベアリングが焼付くトラブルなどがあるので、やはり10万kmを迎える前には交換しておきたい。

5)ドライブシャフトブーツ

 FF車や4WDのフロントのドライブシャフトのブーツは、5~7万kmぐらいで破れてくる。5万kmを越えたらときどき点検し、グリスが漏れていないかチェックしておこう。交換は破れてからでOK。

6)ダンパー

 ダンパーも消耗品。できれば5万kmぐらいでは、交換もしくはオーバーホールするのがベスト。オイルの劣化やシールの劣化(オイル漏れ)で、本来の性能を発揮できなくなってくる。

◆その他

 マフラーなども、錆で穴が開いたり、音量が大きくなってきたら交換。アルミホイールなども、じつは永久に使えるものではなく、傷や変形が目立ってきたら寿命。ハブベアリングも異音やガタが出てきたら交換が必要。フューエルフィルターなども10万kmで交換。エアコンシステムも、10万km持つことは稀だろう……。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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