新車のような輝きを取り戻したい……クルマの小傷を自分でキレイに消すコツ5選 (2/2ページ)

スプレーを駆使する自信がない人にはキズ隠し用シートが有効

ケース4 もっと下地が出た範囲が広い場合

 凹み傷はないが、塗装面を広く擦ってしまった場合は、缶スプレーを使う。上記と同じように純正色のカラーコードを調べ、カラーコードが一致する缶スプレーを買ってくる。

 塗装面をきれいに洗い、脱脂をし、新聞紙などでマスキング(キズの部分より、二回りほど広めにマスキング)。塗装前に、缶スプレーをよく振って、一気に塗ろうとしないで、5往復ぐらいかけてスプレーする。目安は秒速60㎝、スプレーと塗装面との距離は10~20㎝前後といったところ。

 これがなかなか難しく、経験がモノを言う。プラモデルなどの塗装で腕に覚えのある人なら簡単だが……。ソフト99や武蔵ホルツのHPなどに、詳しいアドバイスや動画があるので、それを参考にするといい。

 自信がない人、不器用な人は、「ボディ用の貼る塗料」といわれる、キズ隠し用のシート(シール)もいくつか市販されているので、これらを利用するのもひとつの手。ホイールのガリ傷を隠すシートなども出回っているので、覚えておくといいだろう。

ケース5 キズが深い場合・へこみがある場合

 とりあえず、キズが目立たなければいいという人は、上記の要領で、塗装が剥げたところだけ色を塗ってごまかしてみたらどうだろうか。

 上級者なら、パテを盛って、パテが硬化するのを待って、研磨して、その上からスプレーで塗装するという本格的な補修も可能。

 最近は、クイック板金といって、かなりリーズナブルにキズを直してくれる業者も増えてきているので、こうした業者(大手カー用品店でも受け付けている)に相談し、見積もりを取ってみるのもおすすめだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
趣味
-
好きな有名人
-

新着情報