遊び疲れて家族は爆睡……な帰りの辛さを軽減! ドライバーの味方「運転支援」が秀逸なSUV4選 (2/2ページ)

セットする際の操作の簡単さも重要!

3)日産エクストレイル

 さてお次は、日産としてはまだ3車種にしか搭載されていない「プロパイロット」が手にはいる、エクストレイル。市街地でも扱いやすいサイズながら、海や山へアクティブに出かけたい人をサポートする、防水シートやフロアなどが便利なSUVです。

 プロパイロットは、全車速でアクセル、ブレーキ、ステアリングをクルマが自動で操作してくれる機能。ボタンを2つ押すだけの簡単操作でセットできるのも、分かりやすくていいですね。

 さらに、SUVならではなのが、「インテリジェント・ライドコントロール」という世界初の装備が付いているところ。車体の上下動を予測して、駆動力とブレーキを制御することでデコボコ道での振動を減らしてくれるのです。微振動から大きな揺れまで、さまざまな起伏に対応して、乗り心地と安心感をアップしてくれるので、クルマ酔いしやすいお子さんなどにも嬉しい機能ですね。

4)レクサスUX

 そして最後は、コンパクトサイズなのに美しいデザインが好評のレクサスUX。こちらも全車速追従機能付きACCに加え、車線をトレースして運転支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」があります。単眼カメラでの白線認識と、先行車の走行軌跡、どちらも検知してくれるので、渋滞中など白線が見えにくい場合には、先行車の後をたどって走ってくれるのです。

 また、レクサスのシステムが優れているのは、クルーズコントロール作動中に、割り込み検知がしっかりしていること。追従走行では、どうしても少し車間距離が空いた状態になるので、どんどん他のクルマが前に入ってきてヒヤリとする、なんてことも多いのですが、UXならそんな時でも安心。

 さらに、80km/h以上で追い越しをする場合に、ウインカーと連動して設定速度まで早めに加速する機能も付いているので、追い越しがスマートです。

 こうした運転支援装備は、まだメーカーや車種によって、さまざまなレベルが入り乱れている状態。追従機能がついていても、30km/h以下では作動しない、なんてクルマもあります。それだと、渋滞走行では使えないので要注意。しっかりチェックして、SUVでのレジャーをもっと楽しくラクなものにしてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

新着情報