これぞポルシェの真骨頂! スポーツカーのようなSUVのカイエンクーペが登場

4リッターエンジンモデルは0-100km/hを3.9秒で加速!

 ポルシェは現地時間の2019年3月20日、SUVモデル「カイエン」に新たなボディバリエーションとして「カイエンクーペ」を追加すると発表した。カイエンクーペは、第3世代のカイエンに搭載された技術を取り入れ、特徴的なシルエットを引き出すダイナミックなデザインと新技術を組み合わせた独自性を備えるモデルだ。

 エンジンには2種類を設定。最高出力340馬力(250kW)/最大トルク450N・mを実現する3リッター6気筒ターボエンジンと、最高出力550馬力(404kW)/最大トルク770N・mを発生する4リッターV8ツインターボだ。

 3リッターエンジンモデルは、0-100km/h加速が6秒、最高速は243km/hに達し、さらにオプション設定されるライトウエイトパッケージを装備すると、0-100km/h加速は5.9秒を記録するという。

 4リッターエンジン搭載モデルはさらに強烈で、0-100km/h加速はわずか3.9秒、最高速は286km/hという俊足ぶりだ。

 世界のクーペスタイルSUVのなかでももっともスポーティなデザインをもつというカイエンクーペは、カイエンターボのアクティブエアロダイナミクスを踏襲しつつ、さらに進化させて採用。固定式ルーフスポイラーと、アダプティブリアスポイラーが組み合わされ、そのリアスポイラーは90km/hを超えると135mmまで展開してリヤにより大きなダウンフォースを発生させる。

 ルーフは標準装備の固定式パノラマガラスルーフとオプションのカーボンルーフの2種類を用意。ガラスルーフは0.92m2の透過ガラス面積を誇り、開放感は抜群。一方のカーボンルーフは911 GT3 RSと同じ中央に窪みをもつデザインで、スポーツカーらしい雰囲気を演出する。

 室内空間は大人4人がゆったりと座れる広々としたスペースを持つ。カイエンよりも30mm低く設定したリヤシートを導入したことで、後席乗員の上部に十分なスペースを確保した。ラゲッジスペースの容量は日常使用に十分な625リッターを備え、リヤシートを折りたたむと1540リッターまで拡大することが可能だ(カイエンターボクーペでは600リッターから1510リッター)。


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