女子ふたりがノートe-POWERでガチラリーに挑戦! 第4戦にして嬉しい初表彰 (1/2ページ)

ノートe-POWER NISMO Sをベースにキャロッセが車両開発

 雑誌CARトップの編集部員女子・中村理紗とドリフト出身女子ドライバー水原亜利沙が日本最高峰の「全日本ラリー選手権」に挑戦中! マシンは今、日産で注目のエコスポーツハッチ、ノートe-POWER NISMO S。5月に四国で行われた第4戦をリポートする!

 女子ふたりがノートe-POWER NISMO Sで参戦するのはJN6で、改造範囲が狭く、1500cc以下のAT限定車、ハイブリッドカー、EVが戦うクラスだ。車両開発とサポートを担当したのはラリーを始め、あらゆるモータースポーツに精通する名門「キャロッセ」。同社の長瀬 努社長は「今回ノートe-POWER NISMO Sを起用したのは、モーター特有の瞬発力がラリーで有利に働く可能性があると考えたからです。また近年、AT車やHV、EVでのラリー参戦車が増えているため、そのニーズに応えるためにも開発を進めたいですね」とコメント。

 CARトップとキャロッセの混成チームとして、今年の全日本ラリー選手権全10戦中6戦に参戦する予定で、これまで3戦を消化した。結果は、第1戦Rally of Tsumagoiクラス4位、第2戦新城ラリー2019クラス6位、第3戦ツール・ド・九州2019in唐津クラス7位と、より上位入賞を狙いたい状況だ。

 10連休ゴールデンウィークの終盤、5月3〜5日に愛媛県と高知県の辺境にある久万高原で全日本ラリー選手権第4戦が開催された。これまで3戦連続でターマック戦が続いており、本ラリーで今年前半のターマック戦は終了となる。

 SS総距離109㎞、トータル距離269㎞の本ラリーの特徴は標高差だ。舞台である大川嶺の山頂は標高1525m。SS中は標高1000mのなかを走ることになる。空気の薄い場所は、常にアクセル全開で走るラリーカーにとって非常に息苦しく、例年参戦しているラリーカーのなかには、高所対策を打っているチームもある。


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