もしかして故障? クルマのエアコンの吹き出し口から出る白い霧の正体とは

じつはエアコンがよく効いている証拠

 5月24~27日まで、東京都心でも4日連続真夏日を記録した今年の5月。すでにクルマのエアコンもフル稼働させていることだろうが、そうしたときに、エアコンの吹き出し口から、白い霧のようなものが出てきて、これは何? もしかして故障? と不安になったことがある人もいるのではないだろうか?

 この白い霧の正体は、ほとんどの場合、車内の空気中に含まれる水分が、エアコンから吹出された冷たい風により急速に冷やされて霧状になったもの。きちんと冷気が出ていて、異臭などがなく、しばらくして出なくなったとすれば、故障などの心配はない。

 とくに湿度の高い日や、湿度の高い環境でエアコン(冷房)を入れると、エアコンの吹き出し口から出る冷風によって、車内の高湿度の空気が急速に冷やされ、霧状の白煙となって見えるというわけだ。当然、湿度にも左右されるが、この白い霧はある意味エアコンが良く効いている証拠でもあるので、安心して使い続けてOK。

 ただ、異臭(クーラントの匂いなど)や異音、冷気にならない、いつまでも白い霧が消えないといった場合は、ヒーターコア、その他のトラブルが考えられるので、直ちにエアコンを切って電装屋か整備工場に点検を依頼しよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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