20年前のクルマなのに新車時の2倍も! 限定車でもないのに価格高騰の国産中古車4選 (2/2ページ)

頭文字Dで人気が上がったハチロクも相変わらずの高値

3)トヨタ・スプリンタートレノ(4代目)

 いわゆる「AE86」の型式で親しまれている4代目のスプリンタートレノ。デビューは1983年と今では立派に旧車となった車両だが、漫画「頭文字D」の影響で大人気車種となったのはご存じのとおりだ。現在は連載も終了してしまっているが、その人気は留まるところを知らないと言った勢いである。

 デビュー当時は最上級グレードのGT-APEXでも156.3万円という価格だったが、現在程度の良いものだと300万円オーバーも当たり前と言った状況。サビの発生しやすい年代の車両ということもあり、もはやレストアの領域の作業が必要になってしまったことで、仕上がった車種の価格が上がってしまっているようだ。

4)マツダRX-7(2代目)

 マツダの象徴とも言えるロータリーエンジンを搭載したRX-7。とくにロータリーターボはこのモデルを最後に存在しておらず、ピュアスポーツカーとして未だに評価の高い1台だ。2代目となるFD型は今見ても見劣りのしないエクステリアデザインも含め、日本のみならず海外からも熱視線を集めている。

 そんなFDも新車時は300万円台中盤から後半という価格帯だったにもかかわらず、現在販売されている個体は500万~600万円というものまで存在している。その一方で安いものでは100万円前後のものもあるので、安く手に入れてコツコツ直しながら乗るのはラストチャンスかもしれない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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