安全性とスポーティさがパワーアップ! 日産セレナがマイナーチェンジ (1/2ページ)

日産ブランドの特徴であるダブルVモーショングリルを採用

 日産自動車は1日、ミニバン「セレナ」をマイナーチェンジし、全国で一斉に発売した。価格(税込み)は2WDが239万9760円〜365万7960円、4WDが268万7040円〜319万2480円。

 セレナは1991年の発売以降、家族のためのミニバンとして親しまれてきた。現在の5代目は広々座れる室内の広さや乗降性、スライドドアやバックドアの開閉しやすさ、家族のニーズに応える多彩なシートアレンジなど、ミニバンとしての高い基本性能や装備が好評だ。

 また、100%モータードライブの電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したことや、運転支援技術の「プロパイロット」搭載車もユーザーから高い支持があり、2018年度の国内販売のうち、定員6人以上の国産ミニバンのなかでナンバーワンを獲得した。

 今回のマイナーチェンジではデザインを一新するとともに、「全方位運転支援システム」を全車標準装備とするなど、先進安全技術の装備を拡充している。

 デザインには日産車の特徴でもある「ダブルVモーショングリル」を筆頭に、クロームを贅沢に散りばめた宝石のようなグリルパターンなど、高級感のあるフロントマスクや、縦長のリヤコンビランプをハイウェイスター専用パーツとして採用。セレナが持つ品格のある佇まいはそのままに、より力強くスポーティに進化した。

 また、セレナe-POWERには新たに16インチアルミホイールを設定し、よりダイナミックで存在感のあるホイールを採用した。

 ボディカラーはセレナの新しい夜明けにふさわしい「朝日」をイメージした「サンライズオレンジ」と、より精悍でスポーティな印象の「ダークメタルグレー」の新色2色を追加。4つのツートーンカラーを含め全14色を展開する。ツートーンカラーはルーフカラーを全てダイヤモンドブラックに統一することで、スタイリッシュでスポーティな印象に仕上げている。

 安全性能の高さもポイントだ。今回のマイナーチェンジで全車に標準設定した全方位運転支援システムにより、車両の周囲360°の安全を提供する。

 前方には対向車がいてもハイビームを維持できるハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を日産で初めて採用した。フロントカメラで前方の状況を検知し、対向車や先行車の有無に応じて両側に12個ずつ配置されたLEDの照射パターンを変化させることによって、対向車を眩惑することなく、つねに視認性の高い状態を維持できる。

 後側方には、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するよう支援する「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」や「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時には後方を横切ろうとする車両を検知して注意を喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」を新たに設定した。また、踏み間違い衝突防止アシストを標準装備にしたことで、全車が「セーフティ・サポートカーS(ワイド)」該当車となった。

 ほかにも、ドライバーのストレスをさらに軽減するため、プロパイロットの機能では下り坂での設定速度保持やよりスムースな減速を可能とするブレーキ操作などをできるようにした。また、ワイパー作動時の機能向上も図っている。


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