【試乗】二兎を追う者が二兎を得た! ヨコハマ・ジオランダーX-ATが示す驚異の全方位性能 (1/2ページ)

泥が似合うゴツめの見た目と全方位性能を目指したタイヤ

 クルマの縁の下の力持ちの存在である「タイヤ」。どれも一見「黒くて丸い物」だが、そのタイヤに“付加価値”をプラスさせたのが、何を隠そうヨコハマなのだ。そんなヨコハマは中期経営計画「GD2020」では4つの戦略を掲げているが、今回紹介するのはその1つ「ホビータイヤ戦略」を担うSUV用タイヤ「ジオランダーX-AT」だ。ちなみにホビータイヤとはクルマ趣味に対応する商品ラインアップで、すでに「アドバンHFタイプD」、「GTスペシャルクラシック」などが発売されており、クルマ趣味人から高い評価・支持を得ている。

ジオランダー

 では、SUV用タイヤで“クルマ趣味”に対応する商品とはどのような物なのか? 昨今、世界的にクロスオーバーSUVブームとなっているが、それに後押しされてオフロードタイプのSUVやピックアップの発売も順調に伸びている。ただ、実際に本格的なオフロード走行を行なうユーザーは少なく、どちらかと言うとルックスを重視した「オフロードカスタム」が主流となっている。

 ヨコハマのSUV用タイヤは、快適性/オンロード性能を重視した「ジオランダ―A/T(オール・テレーン)」、見た目/オフロード性能を重視した「ジオランダ―M/T(マッド・テレーン)」がラインアップされているが、オフロードカスタムを求めるユーザーとしては、「見た目はM/T」だが「走りはA/T」と言ったモデルが求められていた。そんな声に応えたモデルが、ジオランダーX-ATなのだ。ジオランダー

 今回、その実力を体感するために長野県軽井沢にある軽井沢スノーパーク周辺の一般道と浅間サーキット跡地のオフロードで試乗を行なってきた。


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