フランクフルトでいまでも見かける古き日本車たち! 本場で愛されるドイツ人のハートを掴んだモデルとは (1/2ページ)

フランクフルトではご長寿モデルが今も現役で走っている

 フランクフルト市内を歩いていると、かなり“ご長寿”なモデルが現役で走っているのを見かけることが多い。5~6年前には当時の新車でもクリーンディーゼルが当たり前だというのに、街を走るクルマが古いディーゼル車が多いので、歩いているとディーゼル車の出す排気ガスの臭いがきつかったのをいまでも覚えている。

 さすがにいまは排気ガスの臭いは目立たたないものの、ゴルフIIIはよく見かけるし、初代フォード・フォーカスや、初代オペル・ヴィータ、W124型のメルセデスベンツEクラスなど数え上げたらキリがないぐらい、筆者としては“少し懐かしい”クルマが走っていた。

 そして日本車も当然ながらというのも変なのであるが、日本でもあまり見かけなくなりつつある、“ちょっと古い”モデルが元気に走り回っていたのには驚かされた。そんな1台がトヨタ・ファンカーゴである。欧州では“ヤリス・ヴァーソ”の車名で販売されていたが、これを結構な頻度で見かけたので、当時ドイツ人のツボに見事にハマってよく売れていたこともあり、いまも多く生き残っているようである。少々日本車離れした独特のキャラクターは確かに欧州車の臭いを強く感じたが、事実ドイツ以外でも欧州では人気が高かったようである。

 ファンカーゴほどではないが数回見かけたのが、日産マーチ。欧州ではマイクラの車名で販売されていたが、“まさか”と思ったほどの運命的なめぐりあいである。日産が初代を発売する時に車名を一般公募し、筆者も応募(マーチではなかった)したのが中学生の時、さすがにそのころのではなく、初代の最終型に近いモデルのようだが大切に乗っているようであった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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