女子ふたりがノートe-POWERで今シーズン最後の全日本ラリーに挑戦! ラストランは衝撃の結末に (1/2ページ)

台風による影響で非常に厳しい路面状態でのチャレンジとなった

 雑誌CARトップの女性編集部員・中村理紗とドリフト出身女子ドライバー水原亜利沙が日本最高峰の「全日本ラリー選手権」に挑戦中! 今回は10月11日〜13日に岐阜県高山市で第47回MCSCラリーハイランドマスターズ2019の模様をお届けしよう。CARトップ、キャロッセチームはターマック戦のみの参戦のため、全日本ラリーでは4戦ぶりの日産ノートe-POWER NISMO Sで、今シーズン最後の挑戦となった。

 ラリーは道の駅「モンデウス飛騨位山」の駐車場に設置されたサービスパークを起点とした12SS(SS総距離270.59km)で争われた。SS路面は一部のグラベル以外はターマック。舞台はところどころ苔むした低中速コーナーが連続するテクニカルな林道だ。さらに本番1日目は、大型台風19号が接近したためフルウエットコンディションに。強風で飛ばされてきた湿った落ち葉だらけの、非常に厳しい路面となった。

 金曜日のレキ日(コースの下見)は好天気で、日中に滑りやすい箇所や雨によって水脈ができやすい箇所をペースノートでチェック。とくに約10kmのロングステージ「SS1あたがす」は、入念な電量の管理が必要だと睨んだ。このSS1のペースノートチェックはレキ終了後もしばらく行われた。

 土曜のラリー本番1日目は、台風19号の影響で関係者の間では直前まで開催が危ぶまれていたが、無事小雨のなかスタートを切った。台風の雨に備え、メカニックが撥水性のガラスコーティング剤を塗るなど、天候に合わせてマシンを万全な状態へ仕上げてくれていた。

 セレモニアルスタートの地となるギャラリーステージは悪天候のなか選手たちに声援を送る観客が集まっていた。参戦すると必ず応援に来てくれるNISMOファンたちに見送られながら、「SS1あたがす」に到着。ノートe-POWER NISMO Sのモーターのパワーには選手や観客の興味や関心が多く向けられていた。


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