【なぜメーカーは新車状態でツライチにしない?】フェンダーとタイヤのすき間が大きいクルマが多いワケ (1/2ページ)

歩行者への安全性が考慮されている

 ドレスアップにおいて王道であり、基本と言われているのはフェンダーとタイヤをツライチにすることだ。つまりフェンダーとタイヤのフェイス面が同一線上にある状態で、見た目は確かにかっこいい。逆を言えば、純正ではツライチではなく、タイヤが奥に入っていて、見た目は今ひとつだ。法律的にはフェンダーからタイヤがはみ出ていなければ問題はないが、各メーカーが規定によって内側にタイヤを追い込んでいる。

 もちろん社内規定であって、最近は各メーカーのデザイナーに聞くと「社内規定ギリギリまでタイヤを外側に出した」という声をよく耳にするし、なかには「スタイルにこだわり例外的に規定よりも外側に出すことにした」というクルマもあったりする。

 そもそもその規定とはなにが基準になっているのだろうか? 一番大きいのは歩行者に対する安全性。フェンダーぎりぎりだと法律的には問題ないにしても、もし歩行者に当たった場合、巻き込まれる可能性は高くなる。確かにノーマルぐらい内側に入っていれば、安全性は高まる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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