雪道に不慣れな女性編集部員2人が冬の北海道を満喫! ヨコハマのスタッドレスが雪道の不安を一蹴したワケ (1/2ページ)

G075のおかげでフットワークが軽くなり北の大地を堪能!

 ヨコハマのSUVに特化した最新スタッドレスタイヤ「iceGUARD SUV G075」。WEB CARTOP編集部は三菱デリカD:5にこのタイヤを選び、ドライ路での性能を体感した

 では雪上や氷上での走りはどうか? いち早く雪が積もる北海道でその実力を試すことにした。都内にある編集部から自走で青森まで行き、青森から函館まではフェリーで移動。そこからまた北海道内各所をクルマでまわるという、往復2000kmオーバーの超ロングドライブだ!

 ステアリングを握るのは引き続き、スタッドレスタイヤでの走行には不慣れな若手女性編集部員の乾と篠田。2人がG075で雪道を走り、感じたこととは? インプレッションをお届けしよう。

■女性編集部員 乾ひかり

 フェリーで函館に到着し、そこから200km先の定山渓へ。そこは12月下旬のいまでもすでにフカフカの雪が積もっていた。スタッドレスタイヤでの雪道走行の経験が多少はある私だが、ここまでの深雪を走ったことはなく、慣れない感覚に緊張が走る。しかしその心配とは裏腹に、クルマはブレることなくしっかりと前進。ステアリングを切ると、さすがにドライ路のレスポンスとは異なるものの、予想していたよりも切り込んだ量に対して自然にクルマが曲がる。この銀世界からは想像できないほど、経験の浅い私でも不安な挙動なく、呆気ないほど容易に走行することができた。

 続いて和寒方面へクルマを走らせる。北海道の雄大な景色を楽しみ、多少余裕の出てきた私の前に登り坂が現れた。その急な角度に、ここはそもそもクルマが通ってはいけない道なのか? と思いきや「ここちゃんと車道になってますよ!」と篠田。確かに轍も見られる。一度クルマを降りて見てみると、私のスノーブーツが足首まで埋まってしまった。結構な深さの雪道だ。

 途中でハマって身動きがとれなくなったりしないだろうか……不安を抱きながらもタイヤの性能を信じて、ジワリとアクセルを踏み込む。するとクルマは速度に対して多少高めのエンジン回転数を示すが、トラクションコントロールを作動させつつシッカリと登坂。4つのタイヤが雪面を捉えている感覚が伝わってくる。私の不安を無視するがごとく、難なくこの坂を登りきることができた。

 登った先にはこのタイヤがなければ見られなかったであろう、林道とワインディングが眼下に広がる。ワインディングは多くのクルマが走行しているためか、先ほどの深雪とは違い、圧雪路だ。G075の雪道性能に信頼を覚えた私はいままでより少しアクセルを強く踏み、コーナーを気持ち良く走行してみる。すると雪道とは思えないほど正確にラインをトレース。雪道でここまで純粋に運転を楽しめるとは予想だにしなかった。

 翌朝、ホテルをチェックアウトし、デリカを停めた駐車場へと向かいながら車道を見ると、テカテカに路面が光っている。路面が凍結しているのだ。以前から、冬道でイチバン恐いのはアイス路、と聞いていたため、滑ってしまうのではないか、ブレーキが利かないのではないかと、緊張が走る。

 前日の「慣れ」を頭のなかでリセットし、慎重に走り出す。いざ赤信号でブレーキを踏むと、雪道に比べれば明らかにレスポンスが異なるものの、ABSを作動させつつ狙ったポイントよりも手前で停止。アイス路でここまでクルマが減速していく感覚が得られるとは思わなかった。地元のタクシーがかなり手前からブレーキを踏み苦戦している様子を見ていただけに、この制動距離の短さは凄いと感じた。

 発進時の加速に不足もない。右折時などもクルマは安定し、滑って体勢を崩すようなことはなかった。このタイヤであれば、細かい操作を必要とする市街地でも安心だ。

 ドライ、雪上、氷上のすべてでバランスよく走りが安定、車内の静粛性にも優れていることによって、慣れない雪道走行やロングドライブでも疲労が少なかった。雪道の運転には慣れたが、北の寒さには慣れず羊ヶ丘の足湯でほっと一息。ラーメン好きの篠田の運転では旭川ラーメンのお店に導かれるなど、スタッドレスに不慣れな私たちでも道内のさまざまな場所に気軽に足を運ぶことができた。タイヤの性能を学べたのみならず、篠田との旅を心から楽しむことができ、G075に感謝! クルマに合った良いタイヤを選ぶことの大切さを知った。


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