ルノー・メガーヌR.S. トロフィーRは日本にわずか47台! ニュル最速の市販車が西日本上陸【大阪オートメッセ2020】

軽量化を極めたルノー・メガーヌ R.S. トロフィーRは必見

 ニュルブルクリンクの北コースで、FF市販車最速となる7分40秒100というとてつもないタイムを記録した、ルノー・メガーヌ R.S. トロフィーR。じつに世界限定500台となる、このスペシャルモデルが大阪オートメッセで公開された。

 ルノー・メガーヌは世界的に人気の高いCセグメントハッチバック。そのベースモデルに対し、F1を初めとするルノーのモータースポーツ部門を司るルノースポールが手を加えたスポーツモデルがメガーヌR.S.となる。トロフィーRは、そのメガーヌR.S.に対し、さらに走りを突き詰めた究極のメガーヌという位置づけだ。

 NACAダクトが鎮座するボンネット内に収まるのは1.8リッターターボ。この小排気量から300馬力、400N・mという強大なパワー&トルクを発生する。

 速さを追求するため、メガーヌR.S. トロフィーRがとった手段は軽量化だ。カーボンボンネット、リヤのカーボンディフューザー、アクラポヴィッチ製のチタンマフラー、軽量リヤアクスルなどのパーツは序の口。メガーヌシリーズの伝家の宝刀ともいえる4WSシステム、「4コントロール」が取り払われ、リヤシートや後部座席も排除された。さらにはウインドウガラスも軽量仕様にしているのだから恐れ入る。これで車両重量は1330kg。メガーヌ R.S. トロフィーMTが1450kg(メガーヌR.S.は1480kg)であるため、じつに120kgも軽くなっているのだ。

 シャシーまわり、足まわりにも妥協はない。トロフィーR専用シャシー、オーリンズ製調整式ダンパー、トロフィーR専用ブレンボ製ブレーキ、タイヤは「R.S.」のロゴが刻印されたブリヂストン・ポテンザS007が装備される。

 また、内装にもこだわりが詰まる。サベルト製モノコックレーシングシート、トロフィーR専用アルカンターラステアリングが、座った瞬間に特別なクルマであることを感じさせるのだ。

 500台のうち、世界限定30台で設定され、日本にはわずか4台しか割り当てのないカーボン・セラミックパックは、949万円というプライスタグながら、すでに申込受付を終了している。メガーヌ R.S. トロフィーRは日本割り当て47台という、こちらも相当な希少車。なかなか見ることができないクルマゆえ、ぜひ大阪オートメッセで実車を確認してほしい。インテックス大阪の6A号館、CARトップブースに展示している。


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