【停電時でもクルマのバッテリーで家に電気を供給!】いま注目すべき「V2H」とは (1/2ページ)

V2Hはビークル・トゥー・ホームの略

 ガソリンや軽油を燃料とする内燃機は確実に減っていき、消滅の可能性すらある現在。電気自動車、燃料電池などのいわゆる電動車に切り替わっていくのは確実とされている。排ガスを出さないので、クリーンなのは確かだが、問題はどうやって電気を作るか。また水素燃料電池であれば、水素をなにかしらの方法で作らないとダメというのが現実だ。

 とくに電気自動車は発電という問題を切り離しては語れない。発電をどうするか? 電気は簡単には溜めておくことができないため、結局は発電に頼るしかないという点は、電気自動車の非現実性な部分であり、反対派の主張として語られることがある。ひいては自然エネルギー反対派の論証に引き合いにだされたりもする。不安定な発電能力で、クルマを安定的に走行させられるかということだ。確かに発電したところで溜められないし、風や太陽のエネルギーは不安定で、まったく発電されない時間もあるのは事実だ。

 そこで、最近出てきた仕組みがV2Hだ。よくわからない記号だが、ビークルtoホームを短縮したもので、クルマ(この場合はもちろん電動車)と家をつなぐのが特徴。今までも充電のためにつながってはいたが、そうではなく、クルマを大きなバッテリーとして考えているのがポイント。接続にも専用のV2H用の機器を使わなくてはならない。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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