【ファミリーカーでも可能!】人生一度は経験すべきサーキット走行のススメ (1/2ページ)

初心者でも安全にサーキット走行を楽しむことができる!

 サーキット走行に興味があり、一度はやってみたいと思っている人は多いはずだが、スポーツモデルではないクルマでサーキットを走るのは無理だと考え、諦めている人もまた多い。

 サーキットでは、一般道とは比較にならないほどの大きな負荷がかかるので、仮に走っても愛車がボロボロになってしまうのでは? タイヤはエコタイヤだし、コースアウトやクラッシュでもしたら一巻の終わり……。そんな不安もサーキット走行を躊躇する理由となっている。

 しかし、サーキットのなかでもミニサーキットと呼ばれる1周1キロほどの小さなコースを数周走る程度なら、クルマにかかる負荷はそれほど大きくはない。キチンと講習を受けてサーキットを走るうえで必要な最低限の知識を身につけ、無謀なことをせず、サーキットのルールやマナーを守って走れば、まったくの初心者でも安全にサーキット走行を楽しめる。

 そんなミニサーキットで安全を確保しつつ、長めの全開加速や本気のフルブレーキキングなど、日常的な運転ではなかなか味わえない領域の挙動を体験することは、基本的にどんなクルマでも可能だ。無理さえしなければSUVやミニバン、軽自動車などでも危険を伴わない範囲でクルマの真の性能を垣間見ることは十分できる。

 とくに最近のクルマは基本的な安定性がとても高くなっているし、限界を越えかけるとVDCなどの安全デバイスが機能して車両の挙動を立て直してくれるので、短時間の走行で、かつ無茶さえしなければ大丈夫。安全デバイスが車両の挙動を修正する様子に感動できるだろう。

 ただし、やはり一般的にファミリーカーと呼ばれるクルマは、ユーザーがサーキットで走ることをあまり想定していないので、あくまで「お試し体験」的な感覚で楽しむ範囲に止めたい。ラップタイムの短縮を狙うなど、サーキット走行をガッツリ楽しみたいのなら、やはりファミリーカーではなくスポーツモデルで。もしくは、ブレーキやサスペンションを強化するなど、サーキット走行向けの装備を備えて臨むべきだ。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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