話題の新型スズキ・ハスラー! その進化ぶりを新旧比較で検証 (1/2ページ)

一見すると同じように見えるが中身は別物!

 新型ハスラーは軽クロスオーバーという新しいジャンルを切り開いた初代のキャラクターを引き継ぎながら全方位で進化した。両車のディテールやスペックの違いを見てみることにしよう。

 初代ハスラーは、独特のスタイリングとさまざまな用途に使える優れた実用性が功を奏して、アクティブなライフスタイルを楽しみたいというユーザーから人気を得た。

 そして新型ハスラーはそのキャラクターを踏襲しながら、「遊べる軽」としてのユーティリティ性能をさらに進化させている。

 ロング&トールワゴンスタイルによる室内空間の広さは、ロングホイールベース化によってさらに拡大し、室内装備の充実とともに乗員の快適性を向上させている。見た目のスタイリングについては新旧両車にそれぞれの評価はあるだろうが、パッケージングや装備に関しては、モデルチェンジによってバージョンアップした新型のほうが優位となるのは明白だ。

 そして、見た目ではわからない機能・性能という点での進化にも注目だ。エンジンやトランスミッションなどの高効率化により、燃費性能や走行性能が向上している。なかでも全車速追従機能付きクルーズコントロール機能の搭載(ターボ車)などは、軽自動車の高速化時代を見据えたものと言えるだろう。

 走りや機能性、さらに安全装備や運転支援装備も充実した新型ハスラーは、開発陣が狙った「全方位進化」を見事なまでに達成しているのだ。

1)独特の個性はそのままにタフで力強いスタイルをプラス

 丸型ヘッドランプにトールワゴンというハスラーならではの特徴は踏襲しつつ、ディテールを見てみると大きく変わっている。リヤクォーターウインドウが新設され、サッシュドアがプレスドアなってウインドウまわりとボディサイドの立体感がより強調されるようになった。オーバーフェンダーもサイズが大きくなり、SUVらしい力強さを表現している。

2)アウトドアギアをモチーフにデザインを一新し遊び心がさらに加速

 水平基調のダッシュボードにインパネシフトというデザインは先代型と同じだが、メーターフードの出っ張りをなくして視界特性を向上させている。3連インパネガーニッシュが「ギア感」を強調するデザインだ。シートはホールド性を考慮した形状に変更され、足もとにも余裕が確保された。前席が分割式ベンチシートからセパレートシートになったが、前席左右間のウォークスルーは可能だ。


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