最近週末の定番「新車ディーラーの折込チラシ」を見なくなったワケ (1/2ページ)

地域ディーラーの折込チラシが営業ツールの定番だった

 新車ディーラーは、“商談会”や“発表展示会”などという、イベントをほぼ毎週末に行っている。そして、それらの告知も兼ねて、毎週土曜の朝刊には新車ディーラーの折り込みチラシが数多く入っていたりする。ただ、いまは新型コロナウイルスの感染拡大予防の意味からも、イベント開催や折り込みチラシは自粛傾向となっているようだ。

 折り込みチラシは、たとえば扱い車のなかでフルモデルチェンジを実施した車種の発表展示会や、年度末決算セールで勝負となる週末など、“気合”の入ったイベント開催時には、三大全国紙(読売、朝日、毎日)すべてにチラシを折り込むことが多い。だが、そこまで大掛かりなものではないときには、三大紙のうち購読者数の多い新聞に絞り込むことになるとのこと。

 ただし、ここのところ新車ディーラーの折り込みチラシは激減傾向にある。その最大要因は新聞の定期購読者の減少である。しかも、そのなかで新聞の定期購読を続けている購読者の年齢はかなり高まっている。現役世代ではネットニュースなどで事足りているのは、通勤電車のなかで新聞を読んでいるひとがほぼいなくなったことからも明らか。

 とはいっても、折り込みチラシを情報源としてより活用しているセミリタイアやリタイア層のほうが、若年層よりは新車購入には積極的。折り込みチラシは、全盛期よりも量は減っているものの、まったくなくなるということにはなっていない。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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