直前まで走れてたのに突然ウンともスンとも言わなくなる! 誰にでも起こるクルマのバッテリーの「突然死」とは (1/2ページ)

最近の高性能バッテリーは寿命がわかりにくい

「バッテリーの突然死」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

 従来のバッテリーは、エンジンのかかりが悪くなったり、エンジンの回転によってヘッドライトの明るさが変わるといった症状から、バッテリーの寿命が使づいてきたことを察知することができたが、最近の高性能バッテリーは、ダウンする直前まで最善の仕事をしてくれるので、寿命期の症状が表れずに突然死するケースが珍しくない。

 とくにプッシュボタンでスタートさせるクルマやアイドリングストップ付きのクルマだと、ECUが始動しやすく制御しているので、エンジンのかかりやすさでバッテリーの劣化の兆候を掴むのは難しい……。

 バッテリーの突然死を回避するには、CCA(コールドクランキングアンペア)値が計れる専用のテスターで小まめに点検するのが一番。

 しかし、不幸にも出先でバッテリーが突然死してしまった場合はどうすればいいのか?

 オルタネーター等、充電系に異常がない場合、通常は走行中にバッテリーが突然死することはないが、もしクルマが止まったところが、人に迷惑をかける場所や危険な場所なら、ギヤをニュートラルにして、クルマを押してでも安全な場所に移動する。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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