密を避けたリフレッシュならクルマでアウトドアしかない! だが車内にまで侵入してくる「虫刺され」対策はどうする? (1/2ページ)

車内にさりげなく置けるデザインの対策グッズも!

 これからの季節、アウトドアで楽しむ人も多いと思う。湖のほとりや川辺、高原の澄んだ空気のなかにクルマを止め、窓を全開にしてシートを倒したりして、大自然を満喫しながらのひととき、仮眠はじつに気持ちがいい。

 が、水辺や緑が多い場所だと、害虫が心配だ。開け放った窓からヤブ蚊が侵入してきたら、気持ち良さなど吹き飛んでしまうだろう。ちなみに蚊は夏の風物詩ではない。活動時期は5~10月とされている。刺されたくない人は、春でも梅雨でも十分に注意が必要だ。

 そこで、クルマ用アウトドア用品のなかには、窓に装着する網戸的なものなどが用意されているし、クルマの周りに蚊取り線香をたく!? など超アナログな方法もあるにはあるが、じつは、そんな費用が掛かり、面倒なことをしなくても、開け放った窓から害虫が侵入しにくくなる秘策がある。実際、蚊に刺されることが何よりも嫌いであるにもかかわらずアウトドア好きのわが家は、蚊がいそうな場所ではこれでもかっ!! という蚊対策を実践しているのだ。結果、アウトドアでBBQをしていても蚊にさされたことはほとんどない(下の蚊取りグッズフル装着の写真はイメージです)。

 その方法は、家庭での害虫対策とまったく変わらない。ハイブリッドカーでAC100V/1500Wコンセントが付いていれば、コード式の電子蚊取り器を使うのも手だが、アウトドアで大活躍するAC100V/1500Wコンセントを電子蚊取り器に占領されたくないと思うのは当然だ。

 ハイブリッドではないクルマに乗っているわが家では、なんと、コードレスの電子蚊取り器2台を車内にさりげなく置いている。価格は1000円ぐらいで、デザインがクルマのインテリアにマッチしたセンスのいいものがあるから(お気に入りはどこでもベープ未来200日)、ぜひ利用してほしい。蚊取り線香のように煙もくもくにならず無臭であるため、車内での食事や気分、仮眠を妨げない。テントを張るなら、テント内でも大活躍必至である。

 わが家のように、愛犬連れでのアウトドアを楽しむ際は、もっといいものがある。それはドギーマンの「薬用蚊取り安泉香」だ。蚊取り線香用の器具のようにケースに、ジェル状の薬用蚊取り成分が入っていて、火や電源、電池、スイッチをまったく使わずに使用できるのだ。平べったい容器だから、車内に置き、走り出しても安定している。吊り下げフックも付いているから、置き方は自在。2個セットのものを買い求め、人と犬のいる場所の近くに置いている。勝手な想像だが、多少、雨にぬれても効果は変わらなさそうだ。

 コードレス式の電子蚊取り器と「薬用蚊取り安泉香」は、もちろん、家庭内で使うもの。だから、わざわざアウトドア用に揃える必要がないのもメリット。普段は家の中で、ペットのそばで使い、アウトドアに出掛けるときは車内に移動……という便利かつ無駄のない使い方ができるというわけだ。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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