日本は甘すぎる! ヘリコプターとパトカーでの挟みうちもある「交通違反」取り締まり事情 (1/2ページ)

アメリカや欧州はスピード違反に対する取り締まりが厳しい

 時計の針を少し戻すと……、東京湾アクアラインが開通して間もない頃、交通量が少なかったため、GT-Rの改造車などで300km/hアタックをするドライバーがいて、当然のように事故が連発した。輸入車の超スーパーカーが大クラッシュする事故もあった。

 その後、交通料金が引き下げられたことで交通量が増え、300km/h級の走行はなくなったが、それでも明らかに法定速度を大きく超過して走行するクルマが後を絶たない。アクアラインのみならず、全国各地で直線路が長い高速道路では、超高速走行するクルマに出会うことが珍しくない。

 こうした光景をアメリカや欧州ではあまり見かけない。なぜならば、スピード違反に対する取り締まりが厳しいからだ。取り締まりは定置型オービス、光電管計測、パトカーによる追跡、または停車したパトカーからのスピードガン計測など、海外でも日本と同じような方法をとる。

 だが、速度の大幅超過については、走行中の一般ユーザーから警察への通報も含めて、警察側の監視体制が日本より厳しい。また、スピード違反をしていなくても、改造車の集団走行では、地上のパトカー数十台とヘリコプター数機の挟みうちによって一網打尽にするなど、海外の取り締まりのスケールは日本とは大きく違う。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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