梅雨はクルマの内外装にダメージ! 新車でも重要な対策とは (1/2ページ)

手に触れる部分を定期的にクリーニングするのが重要

 梅雨は場所によるが、7月後半まで続くことがある。そうなると、湿気や水分によるダメージが気になってくる。もちろん最近のクルマは使われている鉄板や塗装もよくなり、昔のように梅雨対策をしっかりとやってやる必要がないのは事実。普通に乗れてしまえるとはいえ、逆に油断をしていると取り返しのつかないことにもなりかねないので、季節が大きく変わる転換期と捉えて、しっかりとした対策を行なってやろう。

 まずはボディまわりだが、すでに触れたように、なにもしなかったからといって錆びたりすることはなし。基本的なものだけでOKで、ワックスやコーティングをかけて塗装を守りつつ、ワイパーやウォッシャー液などの点検・交換・補充を行なえばいいだろう。あと、ガラスでは油膜が気になるようなら、晴れた日や小雨の日(洗い流すので雨が降っていると逆にラク)に専用のコンパウンドで磨き落としてやろう。

 問題は車内だ。これは経年車だけでなく、最近の新型でもいろいろと問題は起こる可能性があるので、注意してほしい。まず雑菌の繁殖を抑えてやる。新型コロナで意識は高まっているが、クルマでよく見かける抗菌が重要なキーワードで、イメージとしては菌がいないと思いがちだが、用語的には今いる以上は増えないというのが正しい。つまり菌がいなくなるわけではなくて、いるにはいるということになる。

 そのため、アルコールシートなどを使って定期的に手で触れる部分をクリーニングしてやることは基本となる。ちなみに手アカも菌が好むといわれている。アルコール以外にも、新型コロナ騒動で話題になった次亜塩酸素水も使えるが、金属を腐食するので、もし使う場合は水拭きなどで仕上げたほうがいいというのは頭に入れておいてほしい。安全かつ、効果が認められているという点では、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを使うのもいい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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