普段の「クルマ通勤」を「バイク」に変えたら驚いた! 最近の道路交通のキケン7つ (1/2ページ)

危険な運転の仕方をしている人が多数!

 仕事場に行くのに元々はクルマを使っていたが、電車通勤だった家人が使いたいというので、そちらに回し、春ということもあって自分はバイク通勤にスイッチ。稼働状態のバイクが4台もあるので、動かしてやる意味も含めて雨の日以外は乗ってみたところ、いろいろと気が付くことがあった。都心の場合、とくに車列に従って並んで走っているだけに、車窓越しでは気が付かないこともあることを再認識。素で見えるバイクならではの発見がいろいろとあった。

1)あんちゃん握りが多い

 別にあえて覗くわけではないが、車線内の左寄りを走ったり、止まったりすると運転席まわりは自然と見えてしまう。地方や世代によって呼び名が異なるかもしれないが、要は片手をハンドルの上に乗せるだけの握り方。左手はアームレストなどに乗っけているので、体も斜めになってしまっている。シートバックもかなり倒している人が多く、どちらも緊急時にとっさの回避ができないと思うし、安全装置以前の問題だ。

2)スマホを見ている人が予想以上に多い

 こちらもステアリングの握り方と同様、見ようとしないでも視界に入ってきてしまう例。信号待ちで停止しているときは、厳密に言うと運転中ではないので取り締まられないからか、かなりのドライバーがスマホをいじっている。信号が青になった際の発進が遅れることもしばしば。そのまま運転中にもいじっているドライバーも多く、当然のことながらこれは違反となる。

 スマホをどう見ているかだが、パターンとしてはステアリングのアームの上に乗せる。上記のあんちゃん握りをしながら、左手で目の前にもってくる。さらにヒザの上に置いているのだろうか、下をチラチラと見ながらという、非常に危険なパターンも少なくない。

 ちなみにテレビを見ている人も非常に多い。音を聴いているだけなのかもしれないが、いずれにしても乗っているのはひとりだけだったりする。

3)反対に振ってから曲がる

 信号のある大きな交差点、住宅街の路地問わず、一度曲がる方向とは逆にハンドルを切ってから、曲がるクルマがけっこういる。トラックのように内輪差が大きいならわかるが、乗用車では当然ムダ。隣の車線を直線で抜けるときも、振るのは少しだけとはいえ、いきなり寄ってくる感じがしてヒヤリすることもある。とにかくフツーに曲がってほしい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報