規定値なのに「ギリギリ」すぎて危険も! クルマの日常点検で憶えておくべき「範囲内」の意味5つ (1/2ページ)

規定値なのに「ギリギリ」すぎて危険も! クルマの日常点検で憶えておくべき「範囲内」の意味5つ

こまめに点検して状態を把握することは大事だ

 今や細かい点検は専用の測定機器などが必要で、ユーザー自らできることは限られてきている。しかし、まったく消滅したわけではなく、今も残っている部分はそれだけ日常的な点検項目として重要とも言える。点検というと、見て確認すればいいものがほとんどとはいえ、基準内に入っていても不安になったり、疑問が湧いてきたりすることがある。そんなモヤモヤするポイントを5つ紹介しよう。

1)エンジンオイルの適正量

 エンジンオイルに限らず、油脂類で点検できるものは規定値に幅があることが多い。ユーザーでも簡単にできるエンジンオイルでは、スティックの先に「MAX-MIN」や「F-L」などの表示があって、その間に油面があればいいとされる。2本のラインの間は、エンジンによって違いはあるが、一般的にはふたつのラインの間は500ccから1リッターぐらいとなっている。

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エンジンオイルの量を確認しているシーン画像はこちら

 ここで悩むのは、潤滑性だけでなく冷却性も高まりそうに思えて、できるだけマックスギリギリまで入れたほうがいいのではないかということ。逆にミニマムギリギリだと、なにかあったときにトラブルになりそうな気もしてくる。

 実際のところ、6割から8割のところで合わせておくのがベストだ。少ないのはやはり心配で、逆にマックスギリギリだと実際は規定量を越えてしまっている可能性もある。路肩など、傾きはわずかに思える場所でも、油面はかなり影響を受けるので、その分を考慮して、上限より少なめのほうがいい。

エンジンオイルを注いでいるところ画像はこちら

 また点検したときに完全に落ちきっていない可能性もあるなど、考えだすとキリがないため、やはり少し少なめが安心だ。

 それでも多い分には問題がないように思えるが、クランクシャフトが回転して、オイルを掻き上げるときに、うまくしぶきが飛ばなくなって、最悪焼き付くこともありうるので、とても危険だ。

 最近のクルマは0W-8や0W-16といった超低粘度オイルが主流。これはとてもサラサラしているので、オイルが減りやすいためマメに点検するようにしたい。

2)タイヤの空気圧

 それぞれのクルマは走りの特性や車重などに合わせて、指定空気圧が決められており、運転席のドアを開けたところにあるステッカーに明記されている。これに合わせて、給油時にでも点検・補充を行えばいいが、気になるのはいつ行えばいいのかということ。具体的には冷間(冷えているとき)と温間(暖まっているとき)のどちらで点検すればいいのか、だ。

タイヤの空気圧をチェックしているシーン画像はこちら

 ご存じのように空気は暖まると膨張するため空気圧も高まるわけで、測る状態によって数値が異なってしまう。ちなみに指定値は冷間での数値だが、給油時に測るとなると、ほぼ温間というのが悩みどころ。

 温間だと走り方や季節にもよるが、冷間よりも1割ぐらい数値が高くなることが多い。この1割ぐらいというのがポイントで、逆を言えば1割しか違わないとも言える。それも踏まえて純正の指定数値は決められているし、どうしても気になるなら5パーセントぐらい高めに入れておけばいい。細かい数値にシビアになるよりも、最低月に1度は点検をする、ということのほうが重要だ。また、冷間で合わせるのであれば、温感時に少々高めに入れておき、翌日の運転前など冷間時に空気を抜いて調整するという方法も有効だ。

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