【試乗】新型レヴォーグプロトは高級感と快適性が抜群! ハンドリングのリニアさも最高 (1/2ページ)

走る前から見た目と装備面に納得!

 新型レヴォーグのプロトタイプに試乗する機会を得られた。まだ登録前なのでサーキットというクローズドコース内だったが、限界走行を試すのではなく、ロードコースを想定してのインプレッションを行った。

 新型となったレヴォーグはデザインが素晴らしくカッコいい。クルマ好きの心に刺さるスポーティさとダイナミックな面構成で存在感が高まった。

 搭載するパワーユニットは新開発された1.8リッターのフラット4直噴ターボガソリンエンジンで、従来モデルの1.6リッターターボユニットの後継に位置するという。新型レヴォーグはこの1.8リッターユニットのみの設定で従来あった2リッターエンジンは廃されている。

 トランスミッションはリニアトロニックで8速のステップ比が設定されたマニュアルモード付だ。

 試乗はまず「STIスポーツ(以下STI)」グレードからだ。STIではZF社製の電子制御ショックアブソーバーが装着され、ドライブモードに応じてチューニングされているという。

 ドアを開け、室内の乗り込むとセンターコンソールに配置された11.6インチの大型カラーモニターが視線を奪う。運転席のメーターパネルも12.3インチの大型液晶パネルでさまざまなインフォテンツを選択表示できる。オーソドックスなタコメーターとスピードメーターのコンビネーションから前面ナビ画面に切り替えたりアイサイトX関連の表示がされたりと賑やかだ。

 こうした装備に加え、シートのできばえの良さに感心させられる。前席は左右電動アジャストシートで、運転席側は10ウェイ、助手席側も8ウェイの調整機構が奢られている。

 その形状やサポート性も素晴らしく、2トーンに配色されたレザーで質感も高級感も大幅に高まっている。ちなみに後席を見ると、同じく2トーンカラーの作り込みの良いシートで背もたれは2段階にリクライニング可能。さらにセンターコンソール後端にエアコン吹き出し口と携帯電話などに充電できるUSB電源ジャックが2口設けられている。シートヒーターは前席、後席とも装備され、足もとの広さも余裕が有り文句のない仕上りだ。

 エンジンを始動していよいよ走り出す。タイヤの最初にひと転がりで、走りの質感が高いことがわかる。装着タイヤはヨコハマタイヤのブルーアースGTで、225/45R18のサイズだ。



中谷明彦 NAKAYA AKIHIKO

レーシングドライバー/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

中谷明彦
愛車
マツダCX-5 AWD
趣味
海外巡り
好きな有名人
クリント・イーストウッド、ニキ・ラウダ

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