義務「じゃない」半年点検は必要? ディーラーの「メンテナンスパック」で得する人・損する人 (1/2ページ)

車検と法定点検がセットになるためディーラー車検は割高に見える

 車両法第48条において、定期点検が定められており、義務となっている。自家用乗用車では初度登録後3年目に、以降2年ごとに継続検査を受けなければならない(一般的に車検といわれているもの)。車検自体は検査となり、保安基準に適合しているかを検査するだけであり、車検を通ったからといって、クルマのコンディションに“お墨付き”がもらえたわけではない。

 車検自体は単純な検査なので、法定費用(税金など)と検査料ぐらいで済む。車検と同時期に法定点検を受けなければならないのだが、新車ディーラーで一般的に行っている“車検”というのは、この法定点検も込みで受けることもあり、費用自体が割高に見えてしまっている。ちなみにこれを“ディーラー車検”と呼んで区別されることも多い。

 クルマを乗り続けるためには、点検項目は12カ月と24カ月とでは異なるが、毎年となる法定点検のみが義務となり、そのほかの点検は任意で受けるものとなる。新車を購入して納車されると、納車後1カ月、6カ月に無料点検が用意されている。厳密にはこの無料点検は必ず受けなければならないというものではないのだが、のちにトラブルが発生したときなどは、無料点検を受けていないとそこを指摘されてトラブル解決交渉が不利になることもあるようだ。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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