高速道路を走行中に事故などで「突如通行止め」! 遭遇車両はどうするのが正解か?

係員の指示があるまで待機し誘導に従うのが鉄則!

 事故や土砂崩れ、悪天候などによって、高速道路が通行止めになってしまうことがある。その現場がまだ先だという場合は、手前の出口で一般道に降りるよう指示されるが、運悪く最寄りの出口を通過してしまったあとに、通行止めのきっかけになった箇所に出くわしてしまった場合はどうすればいいのか。

 NEXCO東日本に確認したところ、「係員の誘導があるまでは、そばに待機していてください」とのことだった。

 現場の状況によっては、徐行して問題箇所を通り抜けてもらう場合もあるし、Uターンさせて、手前の出口に向かってもらうようなケースもあるが、ドライバーが個人の判断でバックしたり、Uターンすると、いわゆる“逆走”になって、非常に危険なことになる。

 先を急ぎたい気持ちもわからなくもないが、高速道路会社の交通管理隊のパトロールカーが到着するまでは、二次災害に巻き込まれないよう十分気をつけて、場合によってはクルマから降りて、ガードレールの外側など安全な場所に避難して待機しているしかない。

 また、通行止めになるようなトラブルの第一発見者だった場合は、救急車を手配したり、110番、あるいは道路緊急ダイヤル(#9910)に通報することも忘れずに。

 ちなみに事故や災害など、予期せぬ事態で高速道路が通行止めになったとき、一度、一般道へ降り、通行止め箇所を迂回して再び高速道路に戻る場合、条件を満たせば通行料金が割高にならずにすむ措置がある。

 ETCを利用している車両なら、指示された出口で普通にETCゲートを通って降りて、再び高速道路に入るときもETCゲートを通ればOK。自動的に「連続走行」割引が適用される。

 ETCを使っていない場合は、通行止めの影響で一般道に降りる料金所で、迂回する旨を伝えて『乗継証明書』をもらい、高速道路へ戻る際の料金所で提示すれば大丈夫。

 いずれにせよ、事故や災害、悪天候などの影響で、出口を過ぎてしまったところで通行止めになってしまったときは、NEXCOの係員の指示があるまでその場で待機し、係員の誘導に従うというのが鉄則だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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