期待が大きいだけにチョット「苦言」! あと一歩の改良でメチャクチャ便利になるクルマの装備6つ (1/2ページ)

機能そのものではなく表示のわかりやすさに欠ける装備も

 機能性がある装備というのは、登場したらそれで終了、完璧ということは少ない。もちろん一定レベルの性能が確保されているので、問題があったり、危険ということはないにしても、今一歩ということも多く、それを少しずつ改良したり、バージョンアップしたりして、実用性を高めていく。カーナビしかり、ABSしかり、当初は道なき道を走ったり、ちょっと強く踏むとすぐにガガガッと利いてしまっていたのが、今ではなんの不満もない。では、現在進行形ではどんなものに「今一歩感」のある装備があるのだろうか?

1)ACCやレーンキープなど

 ACCとはアダプティブ・クルーズ・コントロールの略で、要するに車間をキープしながらのお任せ走行のこと。追従の反応しかり、車間の取り方が微妙で、一番短くしてもけっこう距離があるため、割り込まれることが多い。レーンキープは路面側に問題がある場合もあるが、均等に滑らかに車線の真ん中をトレースするのは難しかったりする。以前に比べれば急速に進化しているだけに、近い将来に期待。

2)ACCスイッチの表示

 こちらは機能そのものではなくて、設定方法。RESUMEなど、すべて英語だし、速度設定も安全のために最初はスイッチを下げてからなど、わかりにくい。機能起動、速度選択、開始、解除など、日本語にしてくれればいいのに、また操作自体もっと簡単にできないのだろうかと思う。日産のプロパイロットのように少しずつ簡素化はしているので、今後に期待。

3)オートハイビーム

 一時、ネット記事を中心によく取り上げられたのが、走行時の基本はハイビームであり、ロービームというのはすれ違い灯というように、一時的に使うもの。その趣旨で登場してきたのがオートハイビームで、前走車や対向車が来ると自動でロービームにしてくれるというもの。クルマに対してはかなり賢く対応してくれる。問題は人で、今のところ多くは対応していないので、歩行者にしてみれば目がくらむことに。運転している方もなんだか悪いな、という気分になったりする。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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