ファミリーカーと呼んじゃいけない「本気すぎる」中身! 「ホンモノ装備」を詰め込まれた「実用」国産車4台 (1/2ページ)

ファミリーカーと呼んじゃいけない「本気すぎる」中身! 「ホンモノ装備」を詰め込まれた「実用」国産車4台

見た目のイメージとは裏腹にスポーティさを醸し出すモデルも!

 ハッチバックやミニバン、そしてSUV。カタチはさまざまありますが、市販されているクルマの大半は、広義では「ファミリーカー」として作られています。もし、ファミリーユースを考慮していないのならば、後席は不要ですし、荷室もいりません。しかし、そんなピュアスポーツモデルは少数派です。やはり多くのユーザーは日常的な使い勝手に優れたファミリーカーを求めているといえます。

 しかし、姿かたちやパッケージングはれっきとしたファミリーカーであっても、見えない部分にスポーツテイストが込められていたりして、ルックスから期待する以上の走りを実現しているモデルも少なくありません。なぜなら、そうした本物感が評価されるマーケットに、日本の自動車市場は熟成してきているからです。すべてがそうだとはいいませんが、走りの質が高いことはクルマの評価軸として重要になってきていると感じているユーザーも多いのではないでしょうか。

1)スバル・インプレッサSTI SPORT

 そうした視点で注目したいのは、2020年10月8日にマイナーチェンジを実施したスバル・インプレッサの新グレード「STI Sport」です。インプレッサ自体は典型的なファミリーカーで、エンジンも2リッターのNAエンジンという風でけっして刺激的なものではありません。しかし、そんなインプレッサにワークスチューナーであるSTI(スバルテクニカインターナショナル)のノウハウを投入したのが、マイナーチェンジで追加された「STI Sport」というわけです。

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『1/100秒単位でハンドリングの精度を研ぎ澄まし、走りの質感を磨き上げた』というほどハンドリングにこだわったのが特徴ですが、走りに関する主な変更点は、STIがセッティングしたダンパーで、とくにフロントにはSHOWA製SFRD®ダンパーが採用されています。SFRDとは「周波数応答型ダンパー」の英語表記に由来する略語で、振動に応じて自動的に減衰力を調整する機能を持つダンパーのこと。そうした特性をSTIテイストでセットアップしたというこだわりは、スポーティなルックスのファミリーカーという次元を超えたものですし、走りにこだわりのない人からすると、「なんでそこまで?」と思うかもしれません。そこまでこだわることがSTIというエンブレムの価値を守るためには必要なのです。

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2)ホンダHonda e

 走りにこだわったことが、そのパーツチョイスから確認できる新型モデルといえば、ホンダの電気自動車Honda eも見逃せません。電気自動車というと航続距離を稼ぐために転がり抵抗が少ないエコタイヤを履くというのが定番ですが、Honda eの上級グレードAdvanceには、17インチのミシュラン・パイロットスポーツ4が与えられています。パイロットスポーツ4といえば、電気自動車レースの最高峰といえるフォーミュラEの指定タイヤとしても知られているスポーツラジアル。しかも、Honda eが履いているタイヤは、市販品のパイロットスポーツ4と同等といいます。

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 つまり、トレッドパターンはスポーティだけどゴムは専用品で転がり抵抗を減らしたスペシャル品ではなく、マジモノのスポーツラジアルを履いているのです。さらに指定空気圧も16インチより低くなっていることも、ハンドリングを最優先にセットアップしたことを示しています。電気自動車でファミリーカーとなれば電費を重視しているはずと思ってしまいかもしれませんが、Honda eのAdvanceグレードはファミリーカーの皮を被ったスポーツカーといった側面も持っています。

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