MAZDA3が商品改良を実施! スカイアクティブXとディーゼルのエンジン制御を変更し走行性能を向上

より人馬一体感を高めて走る楽しさを追求!

 マツダは、上質な内外装を備えた新世代商品の第1弾である「MAZDA3」に商品改良を施し、11月19日より発売を開始した。まずはスカイアクティブG 1.5、スカイアクティブG 2.0搭載車より発売される。メーカー希望小売価格(税込み)は、222万1389円〜368万8463円。

 今回の改良における注目点のひとつが、走りの進化である。定評のあるディーゼルエンジン、そしてマツダが生み出した次世代のパワーユニット「スカイアクティブX」の制御技術のアップデートだ。

 スカイアクティブXは、エンジンとトランスミッションを制御するソフトウェアを変更することで、アクセルレスポンスとコントロール性能を向上。なめらかな走りや瞬発力への応答性などを高めたことで思い描いた走行ラインを素直かつ素早くトレースすることが可能に。市街地から高速道路、ワインディングまで、よりクルマとの一体感が味わえる運動性能に仕立てられた。

 具体的には予測・制御技術を高精度化させることで、よりベストな燃焼が可能に。気筒ごとの空気・燃料・混合気状態を把握し狙った燃焼を実現させ、さらにアクセルの踏み方でドライバーの意図をクルマが理解し、最適な出力を発揮できるよう緻密にコントロールするという。

 その結果、エンジンパフォーマンスも向上。最高出力は従来の180馬力から190馬力に、最大トルクは224N・mから240N・mに高まった。また、この改良とともに、フロントフェンダーおよびリヤにスカイアクティブX搭載車の証である専用エンブレムが装着された。

 なお、このスカイアクティブXの性能を向上させるアップデートは、すでに購入したユーザーにも、無償でソフトウェアのアップデートを実施することを予定しているという。まだその時期は未定とのことだが、多くのユーザーに進化を体感できるようになるのは嬉しいかぎりだ。

 もう一方、いまやマツダの顔とも言えるクリーンディーゼルエンジンにも改良が施されている。こちらも制御技術を高めたことで、ディーゼルらしい力強さとダイレクトに操れるレスポンス性を向上。燃焼技術を最適化したことで出力を高め(116馬力から130馬力)、高回転まで力強さを持続することが可能に。

 また、アクセルの踏み方に応じてEGR制御を緻密に行うことで応答性を向上。そして、ドライバーの運転に対する意図を予測、素早く適切なギヤを選択することで思い通りの加速を実現した。

 このほかにも、車両ダイナミクス性能を高めるため、全機種にわたって足まわりにも変更が加えられている。コイルスプリングやダンパーの特性を改良したことで、サスペンション全体がよりしなやかに動くように。ダイナミクス性能と乗り心地を向上させた。

 予防安全技術は、車線の中央を維持し続けるCTSの作動条件を、これまでの55km/hから高速道路での走行でも有効な高速域まで引き上げた。これにより、より多くのシチュエーションで安心を得られるようになった。また、マツダ・レーダークルーズ・コントロールは加減速制御を変更し、より人間の感覚に近づけた、スムースな特性に仕立てられている。

 そのほか、ファストバックのスカイアクティブG 2.0(ガソリンエンジン)2WD車のラインアップに、6速MT搭載車を追加。より幅広いユーザーのニーズに応えた。そして、2020年ワールドカーデザインオブザイヤー(WCDOTY)の受賞を記念した、100周年特別記念車をベースにした特別モデルも用意されている。

 ボディカラーは、マツダ車の象徴になっているソウルレッドクリスタルメタリックを採用。WCDOTY受賞を記念した専用オーナメントが、納車時にプレゼントされる。メーカー希望小売価格(税込み)は、289万3869万円〜397万3343円。


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