燃費がいいのに走りが楽しいって最高じゃないか! お得すぎる「一石二鳥クルマ」トップ10!  (1/2ページ)

市街地から山道まで楽しめる走りの良さが魅力!

 2020年は日本車のヴィンテージイヤーと言われたほど、たくさんの魅力的なクルマが登場しました。既存車種も、マイナーチェンジなどでより磨きがかかったモデルが多く、注目を集めました。コロナ禍にも関わらず、新車販売台数が予想より落ち込むことながなく、中古車にいたっては前年よりも売れる月があったという結果となったのも、そうした盛り上がりを反映したのだと思います。

 そこで今回は、実際の燃費に近い数値となるWLTCモードで20.0km/L以上となるモデルのなかから、燃費が良くても走りが楽しいクルマのTOP10をランキングしてみたいと思います。

第10位:マツダMAZDA2

 まず10位は、2020年で創立100周年を迎えたマツダの元気なコンパクト、MAZDA2。デビューそのものは2014年ですが、2019年のビッグマイナーチェンジに合わせて、名前もデミオからMAZDA2に変更。

 パワートレインも1.5リッターガソリンと1.5リッターディーゼルが設定されて、6速ATだけじゃなく6速MTが選べるのも走り重視派には嬉しいところですね。とくに最大トルクが250N・mにもなるディーゼルターボモデルは、モリモリとした加速が気持ちよく、山道などでも楽しく走れるモデルです。

第9位:スズキ・アルトワークス

 次に9位は、軽自動車ながら1980年代に全日本ラリー選手権で大暴れした実績を受け継ぐ、スズキ・アルトワークス。輸入車でいうところのホットハッチ的な存在で、600kgほどという軽量ボディを生かしたロケットのような発進加速は絶叫モノ。こちらも山道などでのコーナリングスピードは、大排気量スーパーカーにも負けない面白さです。

第8位:ホンダN-ONE

 続いて8位は、まだ登場したばかりの2代目となるホンダN-ONE。ホンダが初めて量産した乗用車のN360がモチーフとなったデザインや、元気いっぱいの走りが初代から好評でしたが、なんと新型には、S660のターボエンジンとマニュアストランスミッションを受け継いだ6速MTモデルの「RS」が設定されて話題となりました。操作した際の気持ちよさを徹底的に、地道に開発して完成したというだけあって、その楽しさはさすがのひと言。街中から山道までどこでも楽しめる1台でしょう。

第7位:ホンダ・ヴェゼル

 次に7位は、もう間もなく新型の登場が控えていますが、モデル末期になってもかなり熟成された走りが楽しい、ホンダ・ヴェゼル。元祖、スポーティ系クロスオーバーSUVですね。とくに走りにこだわる人へのオススメは、ハイブリッドモデルのRS Honda SENSING。低重心でしっとりとした乗り味ながら、俊敏なハンドリングも生かされていて、上質なスポーティ感が楽しめるはずです。

第6位:トヨタC-HR

 続いて6位は、さすがドイツのニュルブルクリンクサーキットで鍛えただけのことはある、トヨタC-HR。世界一過酷と言われるレースである24時間レースにも参戦して、弱点などを洗い出し、克服しながら開発したという走りは、SUVというよりもはやスポーツカーのよう。ハイブリッドモデルは市街地でのストップ&ゴーもテンポよく走れるのが気持ちのいい1台です。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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