紛らわしすぎ! 統一すべき! 「操作ミス」する可能性大のクルマの装備7つ (1/2ページ)

運転席まわりにあるスイッチには紛らわしいものが多くある

 最近のクルマは高機能になっているのはいいけど、使い方がわかりにくかったり、表示がよくわからないこともある。説明書を読めばいいと言ってしまえばそれまでだけど、そもそも直感的に操作できるようにしてあるはずだ。実際、メーター内の警告灯は、どこでも誰でもわかりやすいようにISOで定められているのに、操作となるとわかりにくいのはなぜだろうか? 今回は紛らわしい表示や操作について見てみた。

1)フロントとリヤのデフォッガー

 フロントであればエアコンの吹き出し口の向き、つまりインパネの上部からガラスに向かって吹き出すし、リヤは熱線で暖めて曇りを取る。フロントについては吹き出しのダイヤルを回したり、吹き出しの選択ボタンを押していって選ぶようになっている。

 しかし、最近はスイッチひとつで、フロントから出るようになっているクルマも増えていて、そうなるとデフォッガー(デフロスター)のスイッチがふたつ並んでいることがある。どちらもウインドウにゆらゆらとした線でできていて、フロントかリヤか非常にわかりにくい。違いは窓枠の形にあって、扇型がフロントで、四角になっているのがリヤとなる。

2)フロントフォグとリヤフォグ

 デフォッガー同様に、前と後ろで非常に分かりづらいのがこちら。リヤフォグは輸入車であればけっこうな確率で付いているし、最近は国産車でも付いているクルマが少しずつ増えてきた。マーク自体のデザインはほぼ同じで、ライトが照らしている感じだが、フロントは左向きの下向きで、リヤは右向きの前向きとなっている程度。

 リヤフォグを点けていて眩しいというのはよくあるが、実際どっちかわからず、両方点けておけ、というのはあると思われる。フロントとリヤで紛らわしいというのは、ほかにはワイパーの表示でもある。

3)メーターの照度とACCの速度設定

 最近のメーターは自発光タイプが主流で、明るさを調整できることが多い。表示的にはメーターの形をしていて右上にランプが光っているものとなる。

 一方、最近、急速に増えている車間を維持しながら前走車に追従してくれる、いわゆるACCの速度設定は同じようなメーターの形をしていて、矢印が付いているもので、ぱっと見はかなりまぎらわしい。メーターが眩しいときに探して押してみたら、速度設定だったということもあったりする。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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