スバルは「マニア男子向け」の「モデルだらけ」は思い込み! じつは女性にピッタリのクルマ5選 (1/2ページ)

運転時の安心感や使い勝手の良いモデルも存在!

 スバルといえば四駆、ラリー、レガシィやインプレッサ、と連想する人も多いと思いますが、女性から見ると今ではダンゼン、「アイサイトの会社」というイメージが強くなっていますね。そのせいか、安全性が高いクルマを作る自動車メーカー、と感じている人が増えているように思います。そういう意味では、昔ながらのマニアック路線からは脱却した感がありますが、じつはそのころのクルマでも女性にオススメしたい、知ってほしいクルマがたくさんあるのです。今回はそのなかから厳選してご紹介したいと思います。

1)ステラ

 まずは、スバルがまだ独自に軽自動車を開発していたころに、当時の先進技術とノウハウを満載に詰め込んで登場したステラ。4気筒エンジンにCVT、四輪独立懸架サスペンションを採用するという、一見すると女性にはあまり響かなそうな、軽自動車には贅沢な装備を盛り込んだのは、安心して気持ちよく運転してほしいという開発者たちの願いによるものです。

 ドアは前後とも約90度までフルオープンで乗降性はいいし、厚みのあるクッションの大きなシートもリラックスできるし、オプションで助手席マルチユーティリティシートというのがあり、背もたれを倒してテーブルとしても使えて便利。後席も左右独立してスライドでき、天井には消臭機能があるなど、至れり尽くせりの内容なのです。女性1人で通勤に使っても、ママ+子供で使っても、大活躍の1台だと思います。

2)インプレッサハッチバック

 2台目は、長年WRCなどのラリー競技車両として名前が知れ渡っていただけに、スポーティなイメージが強いインプレッサのなかにあって、これはすごく真っ当で手軽に乗れるいいクルマだと思える、インプレッサハッチバック。登場当時は妻夫木聡さんがテレビCMに出演していたので、覚えている女性も多いかもしれませんね。2007年にはBEAMSとのコラボモデルが登場したり、ファッション性の高さもウリとなっていました。

 乗ってみると、全長が4.5m以下、最小回転半径も5.3mという小ささで小回りがきくのに、高速道路などでは低重心で安心感があるところが女性にぴったり。低反発ウレタンクッションを使ったシートや、このクラスでトップレベルのラゲッジ容量があるのも魅力的です。

3)ヴィヴィオタルガトップ

 3台目は、こんなすごいクルマ、きっと当時のスバルにしか作れなかったはず、と今でも感心するヴィヴィオタルガトップ。なんと、軽自動車なのに4人乗車のオープンカーなんです。しかもタルガトップなので、ビニールや布製の幌ではなく、ボディと同じ素材で取り外しができるルーフを持ち、独立したトランクが備わっています。もちろん、4名乗車OKとはいえ、後席はかなり狭くて大人4人はちょっと厳しいスペース。

 でも前席に大人2人、後席に子供2人(チャイルドシートが不要な年齢)ならいける感覚です。人を乗せなくても、女性は荷物が多いですからバッグをちょっと後席に置けるだけでも、日常の便利さがぜんぜん違うんですよね。1992年登場で限定車だったため、中古車市場でもなかなか出回っていませんが、見たらきっと刺さる女性はいると思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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