モモステ! イタボラ! カンパ! かつてクルマ好きが熱狂した「イタリアンブランド」6つの現在とは (1/2ページ)

いまだに自動車メーカーに採用されているものもある

 安全基準や保安基準が厳しくなった現在では、機能パーツを簡単に交換することはできなかったりする。また、クルマそのものの性能が上がったことで、機能やデザインのアップデートとして交換することも減ってきた。世界的に見ると、社外用品の老舗ブランドは多くあって、たとえばレカロシートは今でもスズキ・アルトワークスなどに純正装着されていて、疲労軽減の観点からトラック向けにも力を入れるなどしている。しかし、それ以外のブランドとなると、見かけなくなったものもある。今回はとくに憧れが強かった、イタリアンブランドが現在どうなっているのかを調べてみた。

1)ナルディ

 ステアリングにはいくつかのブランドがあって、その代表格のひとつがナルディだ。1932年にナルディとダネーゼのふたりによって創業されたもので、一時はレース車両を作ってル・マンにも参戦したことがある。現在ももちろん存在していて、クラシックなどの定番モデルは旧車にも人気だ。

2)モモ

 ナルディとステアリング二大巨頭と言っていいのがこちら。1964年にモレッティによって創業された。モモとはモレッティとモンツァサーキットの頭文字を組み合わせたものとなる。エアバッグ付きのモデルも用意していて、最近は減ってきたが自動車メーカーにも採用されている。

3)イタルボランテ

 ボランテとはステアリングのことで、イタリア製ステアリングという意味となる。一時、ギャルソンとコラボしていたり、モモの傘下になったようだが、最近は新製品のリリースはなく、活動はしていないようである。そのほか、イタリア製ではパーソナルが人気だったが、こちらはナルディに吸収されている。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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