安心のためには「必須」だが若者には凄まじい「負担」! 任意保険を「安く済ませる」ための「加入方法」と「裏技」 (1/2ページ)

免責は高くしておいた方が結果的に得することが多い

 春は進学、就職などもあり、若い人が初めてのマイカーを買うことが多い季節だけに、任意と記されているものの、クルマに乗る以上は義務と思うべき任意保険についても考えなければならない。しかし、若い人は任意保険の対象年齢により料金が高く、さらに使わなければ年々進み料金が安くなる等級(加入者の保険クラス)が進んでいないため、お金に余裕のある人は少ないにもかかわらず、料金が高いのは非常に辛いことだ。そこで、ここでは若い人が少しでも任意保険に安く入るためにできることを挙げていく。今回は任意保険の入り方と裏技的なものを含む番外編だ。

※任意保険は大きく、車両保険(事故でクルマを損傷した、盗難された際の補償)、対人(事故で相手に怪我などをさせた際の補償)、対物(事故の際に相手のクルマや電柱などの道路施設を損傷させた際の保証)、搭乗者(同乗者への保証)に分けられることを頭に置いておいてほしい

■入り方編

●免責(自己負担分)を高くする

 車両保険と対物保険には免責があり、「なし・1万円・5万円・7万円・10万円」といった具合だ。免責を高くしておくと、任意保険を使う際の出費は増えるが、毎月、毎年の料金は格段に下がる。この点に関してはいろいろ考えもあると思うが、事故に遭う確率は少なく(頻繁に遭うようなら、クルマの運転自体をしないことを考えたほうがいいかもしれない)、任意保険はむやみに使うと翌年以降の料金が高くなることもあり、とくに車両保険は軽い損傷などではそうそう使えるものでもないため、毎月、毎年の料金を下げたほうがいいように感じる。

●車両保険を付けるなら限定タイプを考える

 若い人でもクルマによっては車両保険を付けたいこともあるだろう。車両保険は「電柱に側面をぶつけた」などの自損事故(要するに自爆)にも対応するフルカバーがベストなのは確かだが、なにしろ高い。そのため車両保険には俗にエコノミータイプとよく言われる、自爆の場合は使えないが、相手がいるケースや一番悔やみきれないであろう盗難などに対応する限定タイプもあるので、こちらにすると料金は一気に下がる。


新着情報