1馬力1万円以下で買える! 中古がお得すぎる300馬力オーバーの超絶マシン4選 (1/2ページ)

この先乗れない可能性がある大排気量NA車もある

 昭和の昔、「スペックと車両価格を見比べて1馬力1万円だとお買い得」という認識があって、いまで言う“コスパがいい”という判断の基準となっていた。たとえばAE86レビンのエントリーグレードは130馬力で130万円くらい、まさに「1馬力1万円」だった。そうしたコスパの良さもハチロク人気を高めていったのだ。

 それはさておき、令和の現代でも「1馬力1万円」は成り立つのだろうか。さすがに昭和と比べると物価も上昇しているし、10%の消費税もあって、新車で1馬力1万円のハイパフォーマンスカーを探すのは難しい。

 とはいえ、中古車であれば意外にも「1馬力1万円」の条件をクリアするモデルは見つかるはずだ。

 ここでは、2010年以降に販売された比較的高年式の車両から、ハイパフォーマンスの目安となる「300馬力」を条件に300万円以下で狙うことができる4つのモデルを紹介しよう。

1)SUBARU WRX S4

 まず、おすすめしたいのがSUBARU WRX S4だ。すでに生産終了しているが、CVTだけの設定ということもあって、中古車価格は高騰することなく、年式なりの価格で推移している。具体的には、標準グレードであれば2014~2015年式で200万円前後。後期型でも300万円の予算があれば十分に収まる価格帯の中古車相場となっている。

 たしかに同じWRXでも6速MTやブレンボのブレーキを与えられたWRX STIと比べるとマイルドに見えるが、WRX S4の心臓部も300馬力を発生する水平対向4気筒ガソリン直噴ターボエンジン「FA20」が搭載されている。さらにAWDシステムにおいても、特別なモデルだけに与えられてきた「VTD」式となっている。そして、STIと異なりS4には先進運転支援システム「アイサイト」が標準装備だ。

 そうしたSUBARUのDNAともいえるメカニズムの集合体であることを考えれば、5~6年落ちのWRX S4が200万円以下で買えるというのは見逃せないのだ。

2)日産フェアレディZ(Z34型)

 さて、間もなく新型モデルが登場すると発表されている日産のスポーツカー「フェアレディZ」だが、現行型(Z34)は2008年からとモデルライフも長く、多くの中古車を見つけることができる。

 そのフロントに収まるのは、もはや登場しないであろう3.7リッターV6NAエンジンで、最高出力336馬力を7000rpmで発生するという高回転ユニットとなっている。トランスミッションは6速MT、7速ATが用意され、もちろん後輪だけを駆動する。伝統を受け継いだピュアスポーツだ。

 そんなフェアレディZは現行型とはいえ、2010年以前の前期型であれば200万円の予算があれば余裕で見つけることができる。さすがに2016年以降は400万円を超えることもあり、またMTは若干高値をつけている傾向にある。とはいえ、MT比率も高いクルマなので、MTを見つけるのが難しいというほどではない。

 ただし、新型フェアレディZがV6ツインターボになると発表されたこともあって、大排気量の自然吸気エンジンを求めるユーザーからのニーズが高まり、最近相場が上昇傾向にある。中古でフェアレディZの購入を考えているのであれば、決断は早いほうがいい。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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